夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

第2回 吉坊ノ会

2006年10月13日 | 落語
「普請ほめ」 桂 二乗
「口合根問」 桂 吉坊
「愛宕山」   桂 吉坊
   中 入
「山内一豊とその妻」 旭堂南左衛門
「除夜の雪」 桂 吉坊

昨日、山本能楽堂で行われた吉坊ノ会へ行ってきました。
能楽堂は私が落語と出会った場所でもあります。ここから私の落語人生が始まってしまいました。(と言っても、まだ1年も経っていませんが…)
1月の吉坊ノ会でも思いましたが、能楽堂はなんだか体がシャキッとする空気が充満しています

かなり楽しみにしていたのが、旭堂南左衛門さんです。
今月の松竹座に講釈師として出演されていて、先週見てきたばかり。
初めて旭堂南左衛門さんを知りました。
そして昨日初めて講釈を聞いてきました
まくら(講談でもこう言うのでしょうか?)では、吉朝さんとの思い出話が出て、色々思い出されたんでしょう。涙を流され、私ももらい泣きしてしまいました
すごく声が震えていたので「大丈夫かな?」と心配しましたが、さすがプロ始まるとテンポよくお話され、ドンドン引き込まれてしまいました。
声は大きくはっきりしていて、能楽堂にその声が響いて、気持ちよく聞かせてもらいました。でもかなり聞き込んでしまい、気付いたら体にすごい力が入っていました
講談ってなかなか面白いです。また機会があれば聞いてみたいです。

さてさて主役の吉坊さん。
ニコニコ笑顔で出てこられる姿は本当に可愛らしいです
でも話し出すとしっかりしていて、そのギャップがまた楽しいです。
口合根問はシャレがたくさん出てきて、すごく楽しいお話でした。たくさんシャレが出てくるので、私もかなり頭を使いました。
吉坊さん、このお話好きなんでしょうね。とっても生き生きと、楽しそうに話されていました

落語ってすごいなと思うのは、一つのお話にたくさんの人が出てきても、一人で色々な役をしなければならないことです。
昨日の愛宕山もたくさんの人が出てきましたが、吉坊さんを見ていると本当に人物の個性がよく出ていて、登っている山とかお弁当、登場人物の姿など全てがブワーッと想像できて面白かったです
吉坊さん、歌もお上手ですね もっと聞いてみたかったです。

除夜の雪、これはちょっとしんみりしたお話です
吉坊さん、こういうお話もされるんだなぁと、新たな一面を見た感じがしました。
このお話、前回の会のような寒々とした能楽堂で聞いてみたかったなと思いました。

まだまだ知らないお話がたくさんあります。
これから落語会へ通うたびに、新しいお話、新しい噺家さんを知って、そして落語の面白さを知っていくんだろうなと思います。
吉坊さんもこれからどんな落語をされて、どういう風になっていかれるのか、とても楽しみです。

コメント (6)
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