夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

浪花花形歌舞伎 第一部

2007年04月10日 | 歌舞伎・演劇.・映画
敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがちゃやむら)

安達元右衛門…中村翫雀
人形屋幸右衛門…片岡進之介
東間三郎右衛門…片岡愛之助
安達弥助…坂東薪車
早瀬源次郎…中村亀鶴
染の井…片岡孝太郎
早瀬伊織…中村扇雀

7日に観劇してきました。
松竹座へ向かう電車で、天下茶屋駅を通りましたが、この辺りを舞台にした作品を見られることに胸がワクワクしました

敵討ちの話は大好きです。
このお話は敵役の元右衛門が中心になっていて、ちょっと変わっています。
本当にこの元右衛門は悪い奴です
せっかく早瀬兄弟に命を救われたのに、裏切るなんて…
しかも実の弟まで殺してしまって
救いようのないワルですが、ちょっとお間抜けです。

最初はとっても良い奴でした。
無理矢理お酒を飲まされるまでは。
もしあの時、あんな風に飲まされなかったらと思うと、人生ってどこでどう狂うか分かりませんね

愛之助さん扮する東間は、貫禄がありました
いかにも黒幕って感じの凄みがあって、最後討ち取られるまで大きかったです。

そうそう、元右衛門が暴れる所で、銚子が客席に飛んでました
その銚子がまた舞台に放り込まれたのには笑っちゃいました

やっぱり今回も亀鶴さんに目がいっちゃいました
とっても素直な兄思いの弟。
父を亡くした悲しさ、目を患った歯がゆさ、そして兄を殺された時、亡骸を弔う優しさ、その哀愁漂う姿、表情が涙を誘いました
白装束姿もお似合いで、見とれてしまいました

あと忘れられないのが、易者大蔵の千次郎さん。
3階席からでも、あのお顔はくっきりはっきり。
眉毛がすごかったです。
一目で悪者って分かっちゃいますよね
あんな易者さんに見てもらったら、どんな事を言われるのか興味があります。

第二部でも千次郎さんから目が離せませんでした。
また二部で書くことにします

コメント (5)
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