「ノッティングヒルの恋人」の監督、
ロジャー・ミッチェル最新作ってことできになっていた作品。
あとで雑誌などのコメント記事を映画館でみるとおすぎ大絶賛。
(いや、おすぎの意見なんてどうでもいいんだけど )
ある日、ピクニックをはじめようとしていた大学教授で作家のジョー(ダニエルクレイグ)と彫刻家の恋人(サマンサモートン)カップル。
そこへ突然、大きな赤い気球がすごい勢いで落ちてくる!
ジョーを含め、咄嗟の判断で方々から駆け付けた4人がロープに飛びつくと
中には、少年が!!
今日風の勢いに煽られて気球は急上昇。
3人はロープを離したが、最後までつかんでいた男性は結局、墜落死してしまう。
自分が最初に手を離したと思い込みこの事故に強いショックを受けたジョーに、やがてあの時居合わせていたジェッドが付きまとい始める……。
Jの悲劇 公式サイト
6(10段階)
”衝撃的な結末”というので、とんでもなく不条理で悲劇的なラストになると思ったら
意外と想像のつく、そのままの結末だった。
イカン、イカン最近は凄いどんでん返しや残酷な結末に慣れすぎちゃってるかも、、、。
結末は意外と思ったとおリで意外性があまりないけど、
執拗に、一歩的に憧れの男に迫る異常な男。
その行動に目が離せなくて観ている時はかなり引き付けられる。
雰囲気も、淡々としながらもじわじわと描く狂気が恐ろしい。
音楽に加えてやっぱりキャストの巧さ。
全く"あそび”や”笑い”の要素のない映画だけど
「ノッティングヒルの恋人」、「ヒューマンネイチュア」などで
いつもコメディチックな演技で笑わせるリスエヴァンス
勝手に思い込み、迫ってくる姿は凄く、キモイ
そして、怖い。
主演のダニエルグレイグは先日、「007」シリーズの新しいジェームスボンド役に抜てきされたばかり。
かけていないのが不自然に思えるほど、(笑
メガネがすご~く似合う。
サマンサモートンも、相変わらず巧い。(あんまり好きじゃないけど、、、)
この役者たちに加えて、原作はブッカー賞作家
イアン・マーキュアン
(マコーレーカルキンの「危険な遊び」も脚本。)
「愛の続き」という大ベストセラー本の映画化。
愛は時に人を狂わせる。。。。
狂うほど人を愛するって、やっぱりある種、自己満足なんじゃないかな。
愛を人に強要しちゃいけないし、押しつけても相手は引く。
どこからが"妄想”でどこまでが"現実”なのか,
わかりづらいところも多々あって
特にラストのキレイなリスエヴァンスのシーンは何だったの??
う~ん。不思議な余韻を残す映画。。。。
おすぎのコメント
映画の始まりは殆ど"めまい"を感じました。
それから一気に観てしまい、あとはジリジリとした怖さに震えました。
この映画、「おすぎです!」のCMやってたら、観に行かなかったと思う。
[Jの悲劇] 原題 Enduring Love
2004年 イギリス 101min
日本公開 2005/11/19
監督:ロジャー・ミッチェル 「ノッティングヒルの恋人」「チェンジングレーン」
脚本:ジョー・ペンホール
原作:イアン・マキューアン
出演:ダニエル・クレイグ/リス・エヴァンス/サマンサ・モートン
ビル・ナイ/スーザン・リンチ
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