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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

2005-12-21 00:30:12 | 劇場&試写★5

トミーリージョーンズ、劇場用映画初監督作品

東京国際映画祭、トロント国際映画祭招待作品
2005年 カンヌ国際映画祭では、最優秀男優賞/最優秀脚本賞受賞!

まずこの変わったタイトルに目がいく★
原題そのまま邦題になってるんだけど、
3度の埋葬をするってところが特に興味深い。
脚本は、ガエルガルシアくんの出世作、「アモーレスペロス」や、
ショーンペンやナオミワッツの「21グラム」のギジェルモアリアガ。
「アモーレスペロス」も、時間軸の巧妙なずらしテクが絶賛されていたけど、
今回もその手法で始まる。
でもそこはタランティーノが「パルプフィクション」で先にやっちゃってるから特にスゴイとは思わないのよね。

ブラピはこの脚本家に惚れ込んで、出演を希望。
来年公開の「babel(バベル)」でガエルと共に出演。

この作品、最初の1時間はかなーり退屈だった。
何と言うか、、、、展開があまりないし、一種のロードムービー。

(※以下、知って観てもOKな程度でストーリー)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓


「俺が死んだら、故郷に埋めてくれ」

メキシコ人カウボーイ、メルキアデス・エストラーダはある日、テキサスの砂漠で銃弾に倒れる。
国境警備隊員として赴任してきたばかりのマイクノートン(バリー・ペッパー)は、砂漠の中銃声に驚いて銃を放つ。
撃たれた男は、ヤギを守るためにコヨーテを射殺したメルキアデスだった。
途方に暮れたマイクは死体を丘に埋めて逃げ出す。

変わり果てた友人の姿を目にしたピートパーキンズ(トミー・リー・ジョーンズ)は、
犯人を知る。そして親友との約束を果たすため、マイクノートンを強制的に拉致。

メルキアデスの死体を掘り起こさせて、その死体をラバにかつがせ、生前メルキアデスから見せられた故郷の写真と簡単な地図を手にメキシコへと向かう。。。。

親友との約束を守り抜こうとする男、人を殺してしまった男、
最後の夢を叶えて欲しい男。

やっとのことでたどり着いたその故郷とは・・・?



トミーリーの友人である、メルキアデスの死体を持ち歩きながら
その死体が蟻に顔を食べられそうになったり、馬ごと転げ落ちたりしてゾンビみたいに腐乱しながらも大事に目的の地まで運ぼうとするトミーリーの奇怪な律儀な男気が
ちょっとコミカルな感じで笑える。

対するバリーペッパー。

別にファンじゃないけど、この人の作品ほぼ全部制覇しているワタシ。。。
今回は彼だからこそ、良かったんじゃないかと思える熱演
なんか、味があっていい俳優。

この映画の中では、ちょっとしたミス(勘違いによる射殺)でヒドイ目にあうことになる。。。
そりゃ、人を殺したんだから"ちょっとしたミス"なんて言ってられないし
罪を背負うのは当然だけど、
初めは全然罪の意識もなく、逃げる事ばかりを考えている。
蛇に噛まれたり、砂漠の中を必死で逃げたりしながらラストではすっかり改心&反省。
その移り変わりをうまく演じてたと思う。

5(10段階)
とにかく長く感じた~ 2時間が3時間に感じたくらい。
前半はどうなることかと思ったけど、次第に引き込まれた、、かな。
男の人の方が共感しやすい作品かも。
トミーリーや、バリーペッパーファンは勿論必見★

公式サイト

人を信じることの価値、
そして、人の罪とは。。。。。???



監督をしたトミーリーは、「映画を作るにはお金がいるもんなんだよ、
普段値の張る俳優をお得に使えるんだから使わない手はないだろう」って
自分を起用。 (笑
「なかなかいい俳優だよ、こちらの意図もわかるしね」
だって。面白いオジサン



監督:トミー・リー・ジョーンズ
出演:トミー・リー・ジョーンズ 『追跡者』/ バリー・ペッパー『25時』
脚本:ギジェルモ・アリアガ 『アモーレスペロス』『21グラム』
製作:マイケル・フィッツジェラルド ジャニュアリー・ジョーンズ
リュック・ベッソン フリオ・セサール・セディージョ 
ピエランジュ・ル・ポギャム ドワイト・ヨーカム
トミー・リー・ジョーンズ メリッサ・レオ

《トミー・リー・ジョーンズ 監督プロフィール》
1946年アメリカのテキサス州生まれ。ハーバード大学で英文学の学士号を取得したのち、
‘70年「ある愛の詩」で映画デビュー。’93年「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
他の出演作に「JFK」「タイ・カップ」「メン・イン・ブラック」
「スペース・カウボーイ」など。
主演、製作も手掛けた長編劇映画デビュー作となる本作で2005年度第58回カンヌ映画祭にて最優秀男優賞を受賞。

《バリーペッパー主な出演作品》
「プライベートライアン」「グリーンマイル」
「バトルフィールドアース」(←この作品、最悪~
「ノックアラウンドガイズ」「エネミーオブアメリカ」など。



2005年アメリカ、フランス/114min
フランス公開: 20005年11月23日 
日本公開 2006年 春 恵比寿ガーデンシネマほか。


今日は、マスコミ試写で観てきたんだけど、
なんか後ろから聞いた声がするなーと思ったらやっぱり水野晴夫。
これで5回目かなぁ、同じ試写。 また「シベ超」のTシャツ着てたよ、、、
永遠に宣伝し続けるんだね。
     





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