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ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 /WALK THE LINE

2005-12-07 01:20:07 | 劇場&試写★6以上

昨日書いた「アイデンティティー」の監督の最新作で、
2005年アカデミー賞最有力候補!というこの作品、
今日はお休みだったので2本立て続け(もう1本はホラー)Fox試写室にて観てきちゃいました★

ロックは大好きだけど、"カントリーミュージック"には弱いワタシ。
この実在のミュージシャン、ジョニーキャッシュは、migの好きなボブディランやブルーススプリングスティーンよりも前の時代、1950年代のエルビスプレスリー時代の"ロカビリーの人"(笑 
知らないのもムリもない 
というワケで、どういう人なのか全く知らずに臨んだ★

この映画の監督、ジェームズマンゴールドはやっぱりジョニーキャッシュのファンで、
90年代初めからこのプロジェクトを温めて、生前のキャッシュ夫妻と交流を深めながら
脚本を練り上げたらしい。

死後2年経った今もカリスマ的な人気を誇っているという伝説のミュージシャン,
ジョニーキャッシュと、同じく歌手で運命の女性、ジューンカーターとの
10数年に及ぶ愛の軌跡の物語。


この映画はジョニーキャッシュという人物の伝記
ではなく、ジョニーキャッシュの人生における、愛の映画



6(10段階)
ホアキンとリースの魂入った熱演に★1つ。
万人向けではないと思う。
ジョニーキャッシュという人の人生に、この人の愛し方に興味をそそられないと
むずかしいかも。
全米大絶賛の所をみると、ファンなら満足できそう。


WARK THE LINE official HP
現在全米公開中。日本公開は来年2月、、、。

実在の麻薬に溺れる人物という共通点で言うなら、
麻薬ディーラー、ジョージユングの半生をジョニーデップが演じた
ブロウ」のほうが好きかな。

物語は、ジョニーキャッシュが刑務所で演奏を始める直前からスタートする。


刑務所の作業場に感慨深げに黙って座り、過去のトラウマ(自分の兄の死)や父親との確執、運命の女性との出会い、、、それらを思う、、、。
映画は回想として進行していく。


凄く良かったのは、ふたりの俳優
監督は、直感的にホアキンフェニックスとリースウザースプーンに決めたらしく、
偶然にも「グラディエーター」のホアキンのファンだったジョニーキャッシュが,
彼が自分を演じることに賛成したんだって。

ただ、「ギターは赤ん坊を抱えるように持つんじゃ駄目だ」とだけ注文をつけた。
ホアキンは、ジョニー役に決まったその瞬間から、毎日ギターを持ち歩いたらしい。

ホアキンもリースも、本当に自分で全部歌ったのはスゴイ


凄くなりきってたし、歌もなかなか上手かった~
そして、文句なしに二人ともこの人物を熱演!
作品に、というよりもこの二人に賞を贈りたいな、個人的には。
あ、「ターミネータ2」のT2000型だっけ?
ロバートパトリックがお父さん役。
「パラサイト」以来、久しぶりに見たけど老けたな~。

伝記映画って結構好きなんだけど、その人の人生観に納得&共感できるかによる所も
あると思う。
ミュージシャンにありがちな(というか、大抵はそう)薬物に溺れて、
愛で立ち直って、という結構ありがちなストーリーで
この映画の中盤、自分を売り込むあたりとかツアーのシーンは歌歌歌。
ジョニーキャッシュの歌が好きならいいけど、あまりにも起伏がなく淡々と進むからちょっと退屈になってしまった。
うーん、特に劇中人が死んだリしないからアカデミー賞は難しいかも。
(アカデミー賞って、大感動!や衝撃的な死(!)があると最終的にポイント高いんだよね~ずるい。)

親友でもあり、天使のような存在で自分を支えてくれるソウルメイトとしての彼女。
拒絶されても、40回目のプロポーズ。
この一途な愛はとっても素晴らしい

最初の奥さんだって、彼のこと心から愛してたはずだけど、この結果の違いはどこにあるんだろ、、、。

それから、兄びいきの父親との問題、小さい頃の兄との思い出。。。このあたりがよかった
同じ、兄を亡くした(故・リバーフェニックス)痛みを持つホアキン。
きっと感情移入しながら演じたのかな
        
            
2005年 アメリカ 136min
[WARK THE LINE]
日本公開  2006年2月 字幕 戸田奈津子
【staff】
監督: ジェームズ・マンゴールド 
製作: ジェームズ・キーチ /キャシー・コンラッド
原作: ジョニー・キャッシュ 
脚本: ギル・デニス /ジェームズ・マンゴールド 
撮影: フェドン・パパマイケル 
音楽: T=ボーン・バーネット 
 
【cast】ホアキン・フェニックス /リース・ウィザースプーン/
ジニファー・グッドウィン /ロバート・パトリック 


ジョニー・キャッシュ
1932年生まれ。55年エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンスらと並ぶサン・レコードが生みだした伝説的なロカビリー・シンガー。黒服に身を包んだ強面の風貌と低い声でカリスマ的な人気を博した。60年代には、ボブ・ディランと共演するなどロックとの接点に軸足をおくなど活動の巾を広げた。




真に、彼は大地とカントリーそのものであり、心と魂を具現化していた
ーーーーーーーボブディラン 

彼は、世代を超えて全ての人々に影響を与えた。私は彼を、歌手として、作曲家として敬愛している。
ーーーーーーーミックジャガー
 


amazon サントラ
(欲しいかも~♪)

それにしても、この監督「17歳のカルテ」を撮ったかと思えば、メグライアン&
ヒュージャックマンののラブコメ「ニューヨークの恋人」とか、はたまたシリアスな「アイデンティティー」とか、今回のこの自伝のラブストーリー。
作品傾向てんでバラバラ。 
今後もmigはこの人に注目したいと思いマス★

ホアキンフェニックス作品でお勧めは大作「グラディエーター」はもちろん、
マルキ・ド・サドの晩年を描いた「クイルズ」(2001年公開)

追記リースウィザースプーンが
アカデミー賞主演女優賞を受賞!!
おめでとう~ 




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