”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ツノが生えたメロン?

2014-11-30 08:56:15 | 果物

これ、見たことありますか?

  

ゴツゴツとした果皮に、とげのようなものが・・・。^_^;

これは、瓜の仲間でキワーノ(キワノ)と言います。

 

  

  

アフリカの熱帯地方が原産地ですが、

ここ袋井でも、作っている人がいらっしゃいました。

「作ってみたけど、おいしくも何ともない・・・。

 食べてみてよ。」

と言われて、私の元に届きました。

 

  

  

カットしてみましょう。

 

↑この写真、苦手という人、結構いらっしゃるのでは? (>_<)

  

  

緑色の果肉がびっしり詰まっていて、

その一粒、一粒の中に種が入っています。

食感は、ぷるんとしていて、ぶどうとかゼリーみたいな感じです。

 

  

 

でも、お味は・・・。

「おいしくも何ともない・・・。」と言われた気持ち、よくわかります。

  

でも、それがキワーノ(キワノ)の特徴なのです。

甘味はなく、少し酸味を感じる程度。

味を楽しむというよりは、見た目とか食感を楽しむもののようです。

  

くせはないので、

甘味のあるドリンクやカクテルの中に入れたり、

ヨーグルトやアイスクリームのトッピングに使えば、

「何が入っているのかしら?」と興味をそそられるのでは? (^^♪

 

  

  

なお、キワーノ(キワノ)というのは、

ニュージーランドの企業の登録商標で、

正式な日本名は「ツノニガウリ」。

英語では「Horned melon(ツノメロン)」と言うそうですよ。 (*^_^*)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メタセコイアのように

2014-11-29 10:30:53 | 日記

誕生日を迎えました。

朝からFacebookに、たくさんのお祝いのメッセージをいただき、

本当にありがとうございます。

 

  

私が、野菜ソムリエの資格を取ろうと思ったのが、

今から9年前。

その当時は、ジュニアの資格も大都会でしか取ることができず、

新幹線が動き出した瞬間、友人に

「夢に向かって出発します。」

とメールしたことを覚えています。

  

その時、「きっと自分がクラスで最年長なんだろうな・・・。」

という不安はありましたが、

いやいや、まだまだ私よりも年上の方が受講されていました。

  

その後も、色々な資格に挑戦し、

数々の勉強会にも参加してきました。

その度に、私よりも年上の方はいらしたものですが、

ここ1~2年、自分が最年長になる機会が増えてきました。

  

 

そして、

「私よりも年上の○○さんが、頑張っているのを見ると、

 私も元気をもらえます。」

という言葉は、自分から先輩方にかける言葉だと思っていたのに、

最近は、逆に言っていただく機会が増えてきました。

(中にはご丁寧に、「年上の」の前に「はるかに」を

 付けてくださる方もいらっしゃいます。 ^_^;)

  

 

そういう年齢になったのだと思います。

  

  

年齢にふさわしい仕事のやり方をしていきたいです。

  

葉っぱが全部落ちても、枝ぶりが美しいメタセコイアのように

中味や芯の部分を大切にしていきたいと思います。

 

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太陽と月

2014-11-28 10:12:47 | 果物

昨日に続き、りんごのお話です。

  

こちらの写真をご覧ください。

  

左がサンふじ、右がムーンふじ。

太陽と月の関係・・・!? (*^_^*)

  

実は、この2つとも品種は「ふじ」。

この色の差がどこで出るのかと言うと、

ずばり「袋」なんです!!


   

では、まず最初に、

●「ふじ」と「サンふじ」の違いから、説明しましょう。

 りんごは、袋をかけて栽培されてきました。

 その理由は

   ・病害虫から果実を守るため

   ・果実の色づきを良くするため

    (果実が小さいうちから袋をかけ、秋に袋を外すと鮮やかに着色する)

   ・貯蔵性が高くなる

  

 特に「ふじ」は、赤く鮮やかな色が付きにくいという問題があり、

 袋をかけて栽培されてきました。

 ところが、近年、品種改良が進み、

 袋をかけなくても、ある程度きれいに色づくものができるようになりました。

 また、味的にも、袋をかけず、太陽をたっぷりと浴びて育ったものの方が

 甘味が強くなります。

  

 そこで、袋をかけずに栽培された「ふじ」を

 「サンふじ」と呼んで区別しています。

  

  

●ムーンふじは、どうやって作られるの?

 ムーンふじは、収穫直前まで袋をかけて育てられます。

 だから、赤く色づくことはなく、果皮はクリーム色です。

  

 

おわかりいただけましたか?

袋をかける期間の差が、太陽と月を作り出しているのです。

  

でも、食べ比べをした結果、

サンふじもムーンふじも、同じくらいおいしいとの評価をいただきました。

  

お値段は、ムーンふじの方が100円ほど高いのですが、

太陽の光を浴びていないのに、この食味を作り出すのには、

生産者の方がかなりの努力をされているのでしょうね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野菜ソムリエクラブ(りんご)

2014-11-27 12:21:46 | 食育

磐田市の向笠公民館で

第14回目の野菜ソムリエクラブが開かれました。

 

今回のテーマは、りんご。

  

11種類のりんごを集めました。

  

●紅玉、ジョナゴールド、シナノゴールド

  

 

●王林、陽光、トキ

  

  

●サンふじ、ムーンふじ、シナノスイート

  

  

●あいかの香り、ぐんま名月

  

  

   

この中の8種類を食べ比べ!!

 

シナノゴールド、陽光、トキ、サンふじ、ムーンふじ

シナノスイート、あいかの香り、ぐんま名月の8種類です。

 

人気が高かったのは、

シナノゴールド、サンふじ、ムーンふじ。

酸味と甘みのバランスが取れ、

食感が硬めのものが好まれました。

あいかの香りのように、甘味が非常に強い品種は

「物足りなく感じる。」との声が多かったです。

 

  

  

「りんごとエチレン」、「りんごの変色」、「蜜入りりんごの蜜って何?」

「りんごの表面がベタベタするのはなぜ?」

などについてもお話させていただきました。

 

  

  

試食としてお出ししたのは、こちら。

 ・豚ヒレ肉とりんごのシチュー

 ・りんごとチーズのスティック揚げ

  

  

「りんごはそのまま食べるか、お菓子に使うくらい。」

という方が大半だったので、

このお料理は、大変喜ばれました。

  

  

今回は、仕事の都合で準備期間が3日しか取れなかったけど

楽しんでもらえたようで、よかったです。 (*^_^*)

 

ありがとうございました。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おがくずって食べられるの!?

2014-11-26 08:45:00 | ニュース

今朝の中日新聞に驚きの記事を発見!!

  

スギやヒノキのおがくずを食用パウダーに加工し、

パンやドーナツに練り込んだものを試作した・・・そうです。

  

詳しい記事は、こちらをご覧ください。

 

  

いくら生地に練り込めるくらいのパウダー状になったとしても、

もともと食用だった野菜、果物、雑穀をパウダー状にするのとは

わけが違う・・・。

 

おがくずをキノコ栽培に利用するとか、

牛舎や豚舎に敷くという話は聞いたことはありますが、

食べても問題のないものなのでしょうか?

  

  

今後、保健所の許可がおりて販売にこぎつけたとしても

飛び抜けておいしかったり、

目を見張るような健康効果でも謳われていない限り、

消費者は「くず」だったものに手を伸ばさないと思うのですが・・・。

  

いろいろな疑問が沸いてきます。

 

  

とは言っても、私も子供の頃、

かんなで削った木のカスが、大きなかつお節に見えて

食べたくてたまらなかったなぁ・・・。

  

この話題、しっかり追っていきたいと思います。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする