私はたくさんの未発表で、埋もれたままの童話があります。
一度だけ二話を紙芝居にしてお年寄りに発表したら、とても喜んでくれました。
いつか、童話100集書けたら保育園や老人施設で紙芝居をして回りたいと思っています。
今日は、アイヌの神謡
(カムイ・ユーカラという神が自ら語る口承物語をいう)
から有名な一話を紹介します。
『銀の滴(しずく)降る降るまわりに』
「銀の滴降る降るまわ
りに、金の滴降る降るまわりに。」
という歌を私は歌いながら
流れにそって下り、
人間の村の上を
通りながら
下を眺めると
昔の貧乏人が今お金持ちになっていて、
昔のお金持ちが
今の貧乏人になっている様です。
海辺に人間の子供たちがおもちゃの小弓に
おもちゃの小矢(こや)をもってあそんでおります。
「銀の滴降る降るまわりに
金の滴降る降るまわりに。」
という歌を歌いながら子供等の上を
通りますと、
子供等は私の下を走りながら
云うことには、
「美しい鳥!
神様の鳥!
さあ、矢を射て
あの鳥
神様の鳥を射当てたものは、一番さきに取った者はほんとうの勇者、ほんとうの強者だぞ。」
この物語は、矢に射落とされて死んだフクロウの神様自身が、
矢を放った貧しい子供の家に飾られて富をもたらした話をしているのです。
私を射落としなさいという神様。
とても新鮮な物語だと感じています。皆様はどう感じましたか。
休日の風邪が癒えた日に
合掌
一度だけ二話を紙芝居にしてお年寄りに発表したら、とても喜んでくれました。
いつか、童話100集書けたら保育園や老人施設で紙芝居をして回りたいと思っています。
今日は、アイヌの神謡
(カムイ・ユーカラという神が自ら語る口承物語をいう)
から有名な一話を紹介します。
『銀の滴(しずく)降る降るまわりに』
「銀の滴降る降るまわ
りに、金の滴降る降るまわりに。」
という歌を私は歌いながら
流れにそって下り、
人間の村の上を
通りながら
下を眺めると
昔の貧乏人が今お金持ちになっていて、
昔のお金持ちが
今の貧乏人になっている様です。
海辺に人間の子供たちがおもちゃの小弓に
おもちゃの小矢(こや)をもってあそんでおります。
「銀の滴降る降るまわりに
金の滴降る降るまわりに。」
という歌を歌いながら子供等の上を
通りますと、
子供等は私の下を走りながら
云うことには、
「美しい鳥!
神様の鳥!
さあ、矢を射て
あの鳥
神様の鳥を射当てたものは、一番さきに取った者はほんとうの勇者、ほんとうの強者だぞ。」
この物語は、矢に射落とされて死んだフクロウの神様自身が、
矢を放った貧しい子供の家に飾られて富をもたらした話をしているのです。
私を射落としなさいという神様。
とても新鮮な物語だと感じています。皆様はどう感じましたか。
休日の風邪が癒えた日に
合掌