生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

高瀬舟に思う

2017-04-13 03:25:21 | 日々の暮らし
「看護にいかすカウン

セリング」という本を

読んでいます。

その中に出てくる言葉に

「リフレーミング」が

あります。

ものの考え方を変えるという意味です。

例えば、こんな事故にあってしまったと思うか、

これですんで良かったと思うか。

または、


「よく言えば…、

悪く言えば…」。

とものの見方、

考え方を変えることを

リフレーミングといいます。

この方法をカウンセリングに使うと書いています。

その例題に取り上げられた文学作品に

森鴎外の「高瀬舟」があります。

それで、読んでみました。

江戸時代に罪人を乗せた小舟で

遠い島に島流しする

役目の役人庄兵衞は、

いつもと違う様子に

困惑するのです。

人殺しの罪人喜助の顔

がにこやかで、

明るかったからです。

それで、話しかけたのです。

彼の家はとても貧しかったのです。

年老いた母と、病気持ちの弟との三人暮らし。

その弟が病の苦しさから

のどに小刀を刺して

苦しんでいました。

それを見つけた喜助は

、医者を呼びに行こうとすると、

弟が泣きながら

死なせて欲しいと頼むのです。

喜助は泣きながら、

小刀を抜いてやり、

死なせました。


奉行の判断で、人殺しの罪となり島流しになったのです。

罪人への手当てとして渡された

200文のお金を

今までに

見たことがない大金と

言って喜んでいたのです。

これが、罪になるのだろうか?

と庄兵衞は悩みながら

、京都の高瀬川を

下るのです。


この作品のテーマは


「安楽死と罪」

なのです。

カウンセリングにこの

作品を取り上げているのは、

リフレーミングですから、


考え方を変えることです。

前向きにポジティブに


考えることなのです。


喜助は弟の思いで

死なせて良かったと思い、

また大金も貰って、

知らない島での


暮らしを楽しみに

しているのです。



事故にあい、片腕なくした人に、


両腕なくした人がいたのに、


あなたは良かったねと

見方を変えさせる。

生きて行く上で大切な

ことかもしれない。

リフレーミングなのです。


介護の世界でも同じです。

声かけに


ケアプランに


生かしたいと思い



高瀬舟の感動物語を

紹介しました。


今日の気づきになれば



合掌
コメント
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