心理学の反復効果

心理学に
「レペチションの効果（反復の効果）」があります。

テレビのコマーシャルを何度も何度も流して記憶させる効果をいいます。

そもそもこの言葉は中国（200年）の話から来ています。

法家韓非が魏の王に
質問した。

「いま、誰か１人が町に虎が出た！
と言ったら信じますか」

「いや信じない」

「ではもし2人が町に虎が出た！と言ったら信じられますか」

「いや信じないな」

「では、もし3人の者が町に虎が出た！と言ったら信じられますか」

「うむ、それなら信じる」

と答えました。

開けた町に虎など出て来るわけがないのに
3人が言ったら信じるというのです。

私が諸国を回る旅に出ている間に、

私を中傷する者は3人どころではないでしょう。

このことを心に止めておいて下さいと旅に出ました。

案の定、帰国したら
お目通りを許されなかったといいます。

反復効果のためなのです。

確かな事か確認する事を怠ってしまったから、
良き人材を失い

国も滅びてしまう

のです。

イエスマンだけを

身の回りに置くのも

国や城が

滅びてしまいます。


歴史から学び


大小の経営者は

この事を心に止めて

おくべきでしょう。


耳が痛い事を進言する

役員や部下を大事に

しないと

誤った道を行く事になります。

自分で町を歩いて確かめれば分かるはずです。

現場を見れば良いのです。

ホンダの社長と会話した時、

毎朝技術者達の現場を見てから社長室に行くと言ってました。

そうすれば、日産の資格ない者が最終チェックしていた事件など
あり得なかったと

思います。

現場主義。


大切にしたい言葉です。



合掌