美しき花も
その名を知らずして
文にも書きがたきは
いと口惜し。
(正岡子規)
この気持ちがすごく分かります。
作家は花の名をあげる事で内容に深みや
味つけができるからだ。
感銘した木や花を
見つけた時、その名を
知らなければ紹介しようがないからだ。
私もそんな事がない
よう草木の本を持って
調べている。
会いたい草木が
たくさんあります。
それに偶然出会うと
いつまでも立ち尽くしてしまう。
花はなぜ美しいのか
一筋の気持ちで
咲いているからだ。
散る姿も
枯れる姿も
美しい。
会いたい木がある。
「丸葉の木(マルバノキ)」だ。
晩秋、美しく紅葉する
マルバノキ。
ロマンチックな星形の小さな花を咲かせる。
しかも、背中合わせに咲く。
花が紅色で花の形が
マンサク(豊年満作)に似ているため、
ベニマンサクとも呼ばれている。
この丸葉の木を
見つけたいな。
見つけたら手を
合わせよう。
すべての夢が
叶いますようにと。
合掌