生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

鉢かづき姫

2017-10-29 03:28:01 | 日々の暮らし
ラジオから鉢かづきという話が聴こえて来ました。

昔、聴いたことがあったと思い調べてみました。


古典の「お伽草子」に
鉢(はち)かづき姫という物語があります。

なかなか珍しい物語でした。

美しい姫が13才の時、
お母さんが思い病気になり、姫を枕元に呼んで姫の頭に大きな

鉢(お碗)をのせて

亡くなりました。


それが、とれないのです。

お父さんは新しい奥さんをもらうのですが、


意地悪をされ、

一人家を出るのです。

あまりにも辛いので、

川に身を投げるのですが、

木の鉢のおかげで

浮き上がり、死ぬこと

ができません。

旅先で嫁合わせという

集団お見合いの時、

鎌倉長谷寺の観音様に

お願いすると鉢が

とれて、その中から

金銀財宝が一杯出てきて、

結婚もでき、

別れ別れになっていた、

一人さ迷っていた

父親とも出会って

幸せに暮らしたという

お話です。

それを、見越して

お母さんは姫に


鉢わかぶせたの



でした。



素敵な発想の物語です。



いざという時に、

観音様が見守って


いますよ。



そんな教えの言葉が



鉢かづきです。




合掌
コメント
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