今日は、人を生かす言葉、修行(悟りを得るための行い)する者の心構えや気づかいの言葉を紹介します。
『師は針、弟子は糸』
(宮本武蔵)
『守破離(しゅはり)』
(世阿弥)
共に師弟の教えです。
師に仰ぎ、型を学ぶ。
しかし、その先の修行を説いています。
守破離とは能の世阿弥が600年前に、芸術や武芸を極めるために作った
「風姿花伝」の中のものです。
「守」とは、型を守る。基本を身につけること。
「破」とは、守での段階で身につけた基本の型に自分なりの工夫を加えること。
「離」とは、基本を守りつつ、従来の型にとらわれない自由な型を身につけていくこと。
すべてに当てはまると思います。
『あの手、この手、
そのまた一手』
(三越)
気づかいの方法として、あの手、この手を尽くすことなら誰でもできます。
だから、さらにその先
「そのまた一手」の
存在に気づけるかどうかが大切だと説いています。
言葉には
生きる導きがある。
埋もれ消えていく言葉
を発掘し光を当てる
そんな事に生き甲斐を
見つけています。
「不安があるから緊張している。
不安がなくなったら、
何かあった時に対処できない。
不安を抱えている事は
良いこと。」
とラジオから聴こえて来た。
不安は吉か。
さあ今日は復帰出勤。
頑張って行って来ます。
合掌