今年の夏は袖映え(そでばえ)Tシャツが流行るとの事。
フィリルがついたものや、ジッパーがついていて肩を出せるもの等、袖にいろいろ工夫されたものが出るとの事。
それで、古代にも流行っていた袖がありました。
現代では別れの時は、
さようなら!
と手を振りますね。
しかし、万葉集を読んでいると、
万葉の頃は
袖(そで)振り
というようです。
「白波の
寄そる浜辺に
別れなば
いともすべなみ
八度(やたび)袖振る」
(大舎人部祢麻呂・おおとねりべのねまろ)
白い波が寄せる浜辺で別れてしまったら、
もうどうしようもない。
だから、何度も、何度も、何度も、何度も袖を振るのです。
栃木県足利市の大舎人というひとが、防人(さきもり)として九州に派遣されて旅に出る途中に詠んだ歌。
きっと恋しい人と、
いつ会えるか
分からない
別れの歌なのでしょう。
万葉の頃の袖は、手よりも長い筒袖でした。
「袖を振る」とは、
人の魂を鎮(しず)め
たり、
親しい人に自分の
気持ちを伝えることが
できると信じられて
いたようです。
袖振り合う仲
というのでしょうか。
愛してるよ!
の気持ちが込められて
いたのでしょうね。
古代の袖
現代の袖
どちらにも気持ちが
込められているのです。
合掌
フィリルがついたものや、ジッパーがついていて肩を出せるもの等、袖にいろいろ工夫されたものが出るとの事。
それで、古代にも流行っていた袖がありました。
現代では別れの時は、
さようなら!
と手を振りますね。
しかし、万葉集を読んでいると、
万葉の頃は
袖(そで)振り
というようです。
「白波の
寄そる浜辺に
別れなば
いともすべなみ
八度(やたび)袖振る」
(大舎人部祢麻呂・おおとねりべのねまろ)
白い波が寄せる浜辺で別れてしまったら、
もうどうしようもない。
だから、何度も、何度も、何度も、何度も袖を振るのです。
栃木県足利市の大舎人というひとが、防人(さきもり)として九州に派遣されて旅に出る途中に詠んだ歌。
きっと恋しい人と、
いつ会えるか
分からない
別れの歌なのでしょう。
万葉の頃の袖は、手よりも長い筒袖でした。
「袖を振る」とは、
人の魂を鎮(しず)め
たり、
親しい人に自分の
気持ちを伝えることが
できると信じられて
いたようです。
袖振り合う仲
というのでしょうか。
愛してるよ!
の気持ちが込められて
いたのでしょうね。
古代の袖
現代の袖
どちらにも気持ちが
込められているのです。
合掌