生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

古典落語

2018-08-19 20:21:57 | 日々の暮らし

禅寺の庭の多くは枯山水です。

深山にこもり一人修行する良寛のような暮らしを理想としているが、なかなかできない。

そのようなことから庭ができたという。

庭を見ながら座すと自分の声、仏の声が聴こえ、季節の移ろいを感じるといいます。


枯山水の庭を見るか、

近くの自然を見るかして、

生きる力を得たいと

思います。

さて、夏の夜は古典落語を読んで亡き兄を思い出しています。

長兄は骨董屋をしていました。

全国を回って古道具ばかり集めていました。

古道具がたまるばかりで創庫に一杯ありました。
志ん生得意の「火焔(かえん)太鼓」。

古道具屋の甚兵衛が市で古い太鼓を仕入れて来た。

女房はあきれ顔。
甚兵衛は小僧に表で太鼓のほこりを払うよう言いつけた。

小僧は力まかせに叩くものだからドンドンとうるさいのなんの。

それを聞いた一人の侍がやって来た。
殿が買いたいから屋敷に出向くようにと。

恐る恐る屋敷に持参すると、この太鼓は火焔太鼓と言って名品なので買うという。

好きな値をつけろといったので、
10万両と言ったら侍が驚いたので、

そこからいくらでも負けますからと言い訳する。

侍が300両でどうかという。

甚兵衛は腰を抜かした。

「ああ、お前さん商売が上手だよ」

「これからは、音のする物にかぎるね。
こんどは半鐘を買っておくれ」

「半鐘はいけないよ。

おじゃんになる」。

半鐘はジャンジャンと鳴ることから、

おじゃん(ダメとか泡になる)になると掛けた落ち。

兄は火焔太鼓のような物を探していたのでしょうね。

医者と患者の小咄も面白かった。

「先生、右足が痛いんですが診ていただけますか?」

「レントゲンの結果、関節炎や神経痛や痛風ではありませんよ、
おじいさん」

「じゃあ何ですかこの痛みは?」

「まあ、歳のせいでしょう」

「先生いいかげんな診断しないでください」

「どうしてですか?」

「歳のせいって、左足も同い歳だよ」。

笑えますね。

アジア大会始まりましたね。

アジアの力が上がる事はいいですね。

素敵なドラマが生まれますように。

合掌




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心化粧

2018-08-19 20:21:57 | 日々の暮らし
「煩悩(ぼんのう)す

なわち菩提(ぼだい)」

という言葉があります。

人の心身を迷わせ、

いつまでも悟りの境地

にさせないのが煩悩。


菩提とは、煩悩を断ち

極楽往生して手にする

仏の位です。


菩提になるのは難しい


ですが、確かに煩悩を


無くしたり、減らしたりすると悩みが減ってくるものだと感じています。

新たに求めるよりも、


いまあるものに


目を向けると、それで

何とかなるものです。


高価なブランド品に

身を飾るのは、


限りない欲という


煩悩から抜けれません。


ぼろ切れでもいいと


思えば煩悩を断ちきれ

悩みは減るものです。


戦後の何もない時代が


不幸せか?


というと、違います。


隣近所で醤油、味噌を
分かち合ったり、

風呂を貸しあったり、

とても幸せで、

懐かしく

思います。


欲で身の回りを


着飾るより、


心を着飾ると


仏の心が分かって


くるものです。


私はあるものを利用して、それを生かす。

だから、オリジナルの

ものが多くなる。


それを、人は


変わり者と見るようですが。(笑)


「悩みと悟り」は

表裏一体。

悩みがあるから、

悟りが開けるという

意味が、


「煩悩すなわち菩提」

です。


どんな深い悩みで


苦しんでいる貴方


自分を信じて


待てば


その分だけ幸せを



得るものです。


心化粧に努めましょう。

生きる力に


なれば。



合掌


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心を剃りましょう

2018-08-19 02:55:55 | 日々の暮らし




秋の風を感じて来ました。

振り返れば色々あった人生だが

なぜか楽しい想いでばかりしか思い浮かばない幸せ者です。


敬愛する渡辺和子シスターの自戒の句に

「剃りたきは

心の中の

乱れ髪」

(鴨長明)

があります。

頭を剃って形だけ僧侶になっても、仏道に帰依する心を起こさなければ駄目だ。

頭を剃るより、

心を剃れ

という意味です。

なかなか手厳しい言葉ですね。

キリストは「自分を愛するように他人を愛しなさい」と述べています。

渡辺和子シスターは
自分を愛する人とは、

みじめな自分、いやな自分、傷いっぱいの自分をもいたわることのできる人であり、



そんな自分にも愛想をつかさないで

この世にたった一人しかいない自分、しかも一回限りの人生を生きている自分を

大切にすることのできる人であると述べています。


またシスターは

「人間というものは、

失ったものに目を

向けず、得たものに

目を向けて生きないと

駄目」

と話している。

例えば、第一志望が落ちても、受かった第二志望で生き甲斐を見つけなさいと述べています。


「神の思いは、

人の思いにあらず」

という聖書の言葉を確信するためには、

いくつかの挫折を経験し、自分の思いの浅はかさに気付くことが必要である。

また、

「謙虚さは、

はずかしめを

受けずには

得られない」

とも述べています。

心にしみた

シスターの言葉を紹介しました。


皆様も

佳き日をお迎え下さい。
残暑なく涼しくありますように。

合掌













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幸せの音

2018-08-19 02:55:55 | 日々の暮らし
人生にとって幸せの音が三つある。

1.夫が家にいて、静かに本を読んでページをめくる音。

2.そのそばで妻がいて、何かを作っている音。

3.その夫婦のそばで、子供が元気に遊び戯れている音。
(西洋の諺)


私なら

1.山の中で迷ったり、
知らない道で困っている時に聴こえてくる
笛の音や鈴の音。


2.見えない鳥のさえずりを聴いた時、何かの気配を感じます。

3.心に響く導きの声が聴こえた時。

涙が出る程

幸せになります。

人生の幸せの音


あなたも

見つけて下さい。


合掌

















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