季節の変動で風邪をひいてしまいました。
今日一日寝ていましたから寒気も少なくなりました。
うとうと夢を見ました。
目が覚めても心に残る夢。
夢の途中を残夢(ざんむ)といいます。
夢の語源は「寝目(いめ)」で、「寝(い)」は睡眠のこと。
「目(め)」は見えるものの意味です。
平安時代より「ゆめ」になったといいます。
眠って見るから「寝目(いめ)」といいますが、人は眠らずに夢を見ることができます。
夢を追い続けたり、諦めたり、諦めきれない夢を。
諦めきれない夢を「見果てぬ夢」といいます。
人は死ぬまで夢を追い続けるものでしょうか。
残夢の中から心のともをさす言葉「知音(ちいん)」を紹介します。
かけがえのない理解者ともいう「知音」とは琴の音のことです。
そもそもこの言葉が生まれた訳は昔、中国に伯牙(はくが)という琴の名手がいました。
彼の親友に鐘子期(しょうしき)がいました。
伯牙の琴の音色を聴いただけで、彼の心境まで理解したといいます。
二人の事から「琴線(きんせん)」という言葉が生まれました。
心の糸に触れるように、感動とか怒りを共鳴するという意味です。
言葉も音楽も何かを伝えるためにあるのです。
鐘子期が亡くなった後、伯牙は琴の弦を切ってしまい、二度と奏でることはなかったといいます。
そのような心のともを
「知音」といいます。
皆様も友達以上、恋人未満の相棒のような人に
感謝