「雨が降る
カッパに
音たて
雨が降る
しっぺ(座禅の時、肩を叩くもの)のように
肩を打つ
キャベツ畑に
雨が降る
葉っぱが
色濃くなっていく。」
(雨の道すがら)
「かずかずに
思ひ思わず
問ひがたみ
身を知る雨は
降りぞまされる」
(古今和歌集)
いろいろと、あなたが
私のことを思っているのか、いないのか、お尋ねできないので、私の幸、不幸を知る雨がひどく降っている。
一雨ごとに、あらゆる想いが深まっていく…。
雨は心の思いを洗い出してくれるようだ。
「雨が降る
カッパに
音たて
雨が降る
しっぺ(座禅の時、肩を叩くもの)のように
肩を打つ
キャベツ畑に
雨が降る
葉っぱが
色濃くなっていく。」
(雨の道すがら)
「かずかずに
思ひ思わず
問ひがたみ
身を知る雨は
降りぞまされる」
(古今和歌集)
いろいろと、あなたが
私のことを思っているのか、いないのか、お尋ねできないので、私の幸、不幸を知る雨がひどく降っている。
一雨ごとに、あらゆる想いが深まっていく…。
雨は心の思いを洗い出してくれるようだ。
「春過ぎて
夏来るらし
白妙(しろたえ)の
衣ほしたり
天の香久山」
(万葉集・持統天皇)
春過ぎて、夏がやって来たようだ。真っ白な衣が干してある天の香久山に。
冬枯れの樹木もいつまでも枯れてはいない。春になれば花も咲く。
厚い氷で凍った川も夏になれば溶けて流れていく。いつも順風満帆の人生などはない。いつか花開くこともある。だからあきらめずに頑張ろう。天の香久山に心の衣を干して。