「時は金なり」の西欧の言葉の意味を私達は漠然と、時は大切なものという意味でしか理解していません。
古代ギリシャでは、月の始めに借りた利息を払う日のことを「カレンダー」と呼んでいました。
1日遅れると、利息が高くなることから「時は金なり」と言うようになったといいます。
ローマに入り、カレンダーは時の尺度を表す暦の言葉になったといいます。
西欧の話にある町の商店でのこと。
一人の客が店に来て、1ドルの商品を手にして、80セントに負けてくれといいました。
しかし、店主はそれは負けられません。とずっと断っていました。
とうとう客はあきらめて、1ドルで買いますといった。
すると、店主は「あなたは私の貴重な時間を浪費したから1ドルで売ったら損します。1ドル20セントなら売りましょう!」といった。
西欧の文化にはこのような考えが根づいているというのです。
仕事をしている時は時が過ぎるのが長く感じます。
楽しい事をしている時は、時の過ぎるのが早く感じて残念に思います。
時は心を映しているようだ。
あなたとの楽しい時はゆっくり進みますように。