生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

魂の壺

2019-10-28 04:37:19 | 日々の暮らし

「冬がきたら

冬のことだけを思おう

冬を遠ざけようと したりしないで

むしろすすんで 冬のたましいにふれ

冬のいのちにふれよう

冬がきたら 冬だけが持つ 深さと

きびしさと 静けさを知ろう

冬はわたしの壺である

孤独なわたしに与えられた 魂の壺である」

(坂村真民・四国在住90歳の詩人)

人生の冬。 高齢期に入ったら、過ぎ去った季節のことをなつかしむのではなく、暖房を入れて冬の 寒さをまぎらわそうと したりしないで、むしろ進んで「冬のたましい、冬のいのち」に 触れようとすることが 大切なのだ。

その時、冬は冬だけが 持つ宝、高齢期に入っ てのみ味わえる「深さと、厳しさと、静けさ」を味合わせてくれる 魂の壺になると述べています。

人間は、青年時代は「肉体」で世界を捉え、

壮年時代は「心と知」で世界を捉え、

老年時代は「魂」で世界をつかまえるという。

 

ラクビーのワールドカップは肉体と肉体との壮烈なぶつかり合いで感動を与えてくれました。

私は魂を鍛えて世界に感動を与え沢山のご恩返しをする魂の壺になろうと思います。                       祈願

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出世階段

2019-10-27 03:20:11 | 日々の暮らし

今日は敬愛している勝海舟について述べたいと思います。 都内に出世階段と言われている、愛宕神社があります。 そこは、江戸城無血開城の会談をした勝海舟と西郷隆盛の記念碑がある神社として有名です。 徳川幕府の終戦最高責任者の勝海舟は、福沢諭吉と共に咸臨丸でアメリカに渡りました。 二人が見たアメリカは大統領選挙中でした。 「ワシントン大統領の後子孫は、今どうしておられますか」と市民に聞いた。 しかし、市民達は 「そんなことは知らない。関心もない」と答えた。 日本では徳川将軍の子孫がどうしているかは、誰でも知っているのにと驚きました。 また、議会にも驚きました。 魚市場のように論争のやかましさは、江戸城の老中達がひそひそ声で話し合う光景とはまったく違った。 また、その議場で論争した敵同士が議場を出ると、肩を叩きあって談笑する光景に「民主政治」の実態に教えられたという。 帰国後江戸城の老中達にアメリカのことを聞かれた勝はこう答えた 「無能力者が世襲制であとを次ぐという例はまったくありません」と。 「この無礼者め!」と 叱りつけられたという。 福沢諭吉は学問の道を行くが、勝は明治政府で海軍大臣になった。 福沢諭吉は二君に仕えた幕臣の題材で 「やせ我慢の説」という本を書いて勝に贈り感想を求めた。 福沢諭吉も古い武士道の考えなので、勝の考えが分からなかったようだ。 勝は天皇政府とか徳川幕府という次元で政治を考えていなかった。 日本の政治、日本の国家という次元で考え、 外国と堂々と渡り合える強い日本国家を創り出すことが第一で、日本国家の一員である日本国民だという意識が強かった。 そのため、福沢諭吉の主君だの忠臣だのと、こだわっている本を無視したという。 「うるせえや、こっち はやるっきゃねえんだ」とつぶやき『行いは自分、批評は他人がする』という言葉を残しました。 現代にも通じる言葉だと思い紹介しました。 また勝は、滋賀県の塚本定次という大変な金持と対面しています。 大金の使い方を相談に来たのでした。 彼は学校に寄付したり、市民に桜や紅葉を楽しめる公園をたくさん造っていました。 勝がひどく感心した人物でした。 その塚本から松尾芭蕉の話を聞かされました。 芭蕉は俳句だけでなく大変な商才にたけた人で、近江商法は芭蕉が指導したものだという。 その商法とは 1.バイタリティに富んでいること。 2.優れた情報力を備えていること。 3.柔軟な発想と思考力をもっていること。 4.情に左右されない合理精神をもっていること。 5.優れた決断力をもっていること。 6.果てしない上昇志向をもっていること。 そして本店を故郷に置き、江戸、京都、大阪などに支店を設け「行商」すること。 行商とは流動の精神の実行であり、東北や北海道の地まで行商する商法を守り抜くことを教えている。 と説明したのでした。 勝はそのような話を聞かされ「おれの背後には、たくさんの日本人がいる。 その人達がおれのオランダ学修業を支持している」と思ったといいます。 現代風にいえば 「社内でどんなに人間関係がまずくても、おれにはお客さんがいる」という自信を持ったのでしょう。 社内受けをよくすることではなく、客受けをよくすることが大事なのです。 私も社内営業よりも社外営業のタイプでしたから、沢山の知恵や協力を頂きました。 今でも働き口があるのはその為かも知れません。 ありがたいです。         感謝

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趣味

2019-10-25 10:56:59 | 日々の暮らし

「生きる力とは趣味かも」

趣味がある人は何時までも若々しいし、生き生きとしている。

70代以上でバレーボールに励んでいる人。

車やバイクにお金を費やしているタレント。

趣味ある人は確かにエネルギーがある。

私は水泳。

調べたら吉永小百合さんも常に水着を持って旅に出て、地方の市営プールに行くそうです。

そうか!いつかプールで会うかも知れないな。 皆さんも今から趣味を持って100歳まで楽しく過ごしましょう。       祈願

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声の主

2019-10-25 04:57:34 | 日々の暮らし

昨日二人の人に相談されました。

●●長さんから「私に誰かついている気がするのですが?」

はい、二人のおばあさんが立っていますね。

誰でしょうか?

気にされてますね。

彼は涙目になりました。

昨年母方のおばあさんが亡くなりました。

随分可愛がってくれたので悲しかったです。

その方のお母さんも心配してそばにいるのかな。

私から貴方に伝えようとしたのかも知れませんね。

力になるからいつも思い出してねと伝えました。

また、階段で久し振りに本館ナースと会いました。

私のこと何か感じますか?

と真剣に聞かれました。

はい、変化がありますねと答えました。

そうです、大きな変化があり心配で心配で悩んでいます。

と言いました。

何の事かは分かりませんが、変化は成長の為に起こるものです。

前向きに受け止めれば良いのですと答えました。

安心して階段を昇って行きました。

何故、とっさにこの悩みを分かるのだろうか? と自分が不思議でした。

しかし、私が言っているのではなく、その方のご先祖様の声を代弁したのに過ぎないのです。 その役目に感謝。

皆様のご先祖様に心配事を祈ってください。

お礼の言葉も忘れずに。     ありがとう

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徒然草

2019-10-25 02:51:28 | 日々の暮らし

今日は徒然草より生きる智恵を紹介します。

1つは『忙しいを口にしない』。

忙しいと大騒ぎする人ほど、大したことをしていない。

騒々しいだけで、いったい何のために生きているのか、分かっていないのだ。      

(第75段)

身近に必ずいますね。 私忙しいから、それは出来ません。

目一杯やってますからこれ以上無理です。

なんて言ってる人いませんか?

あなたは何のために 今の仕事についているのか、何のために生きているのか、分かっていないのです。

どこも忙しいのは当たり前。

さらに上を行く努力が常に課せられているのです。

それを放棄してはならないと教えています。 あなたは何のために生きているのか?

730年前の吉田兼好の言葉が響いて来ませんか。

 

2つ目は『うまくいっている時こそ気を引き締めよ』

木登りの達人との会話。

高い木から弟子が降りて来ました。 軒の高さにまで来たとき、気をつけて降りよと声をかけた。

兼好はあの高さなら飛び降りてもいいでしょう。

どうしてそんなことを言うのですかと尋ねた。 『目がくらむほど高くて危ない時には、あの男も自分で十分気をつけます。

しかし、やりそこないというのは、ここなら大丈夫だと思った時に必ず起こるものだから』と達人は答えた。

好事魔多し。 物事がうまく進んでいる時ほど、以外なところに落とし穴があるということがあるからだと納得しました。

車の運転も家の近くで事故する人が多いのも 気がゆるむからでしょうね。

まだまだ先だと気を張ることを学びました。

徒然草は現代にも通じると思いませんか。      古典に感謝

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