美味しい小田原蒲鉾を肴に冷や酒呑んで寝てしまった。
まったく台風の事を忘れていました面目ない。 しかし、いい言葉が浮かびました。
「黙(もく)する言葉」です。
法然上人が説いた言葉に「抜苦与楽(ばっくよらく)」があります。
苦を抜き楽を与うと読みます。
仏様が私たちをそのようにして救ってくれるという意味です。
技術局の同僚の息子さんが有名大学の理工学部に入りやっと安心していた時に突然の事故で亡くなってしまった。
そのお通夜にいった時、私は言葉が浮かばず涙を流すだけでした。
彼は逆に先日私の父と兄を亡くした事を知っていてお互いの悲しみを言葉にできないで別れて来ました。
言葉は掛けられなかったが、黙する言葉を感じてくれたようでした。
室生犀星の詩に
「何者ぞ」
何者か割れたり 我が中にありて 閉じられしもの割れたり
かれらみな声を挙げて 叫び出せり
桃の実のごときもの 割れたり
星のごときもの 光りだせり。
きっと同じような心境だと思います。
苦しんだ先に、星のような光が生まれ、苦しみを抜いてくれて、楽しい事を与えてくれるものだ。
と述べたのだと思います。
これが抜苦与楽なのです。
神様仏様の言葉で 黙って
いつもそばで見ているよという言葉が
「黙する言葉」なのです。
気づきに 感謝