最下層に住む人々は
生きていくのに必死で、政治に目を向ける余裕は無い
それでも日本は良い
物理的に死と向かい合っているわけでは無いから
私には、勇気が無いから、そんな世界を見たいと思わない
行こうとも思わない
唯一、若気の至りで、40年前エチオピアの姿を見た
見たとは言ってもほんの一端を覗いただけ
夜、戦車がキシキシと音を立てて通る
戒厳令の出ている中で、外出先から帰れなくなった私
そんな中でも民衆はしぶとく生きていた
笑顔を見せて、私を客扱いして晩飯を食べさせてくれた
深く考えもせず、私は彼らの勧めのままに食事を摂り
一夜を明かせていただいた
今のアフガンほどでは無いにせよ、自由な世界では無い
底辺の近くで生活する一般大衆の人々
その人たちが、幸せにならなければ本当の平和は来ない
『底上げ党』誰か引っ張ってくれないか