今日は臨時役員会があった。
7時から始まり、帰宅したのは9時少し前。
家に戻り、まずは猫に餌をやらなければ。
猫は離れの部屋に二匹で暮らす。
何時もより遅いので、玄関で二匹が私をお迎え。
猫なで声で泣きながら、私の足に絡みつく。
急いで餌をあげて、母屋に戻った。
それが事件の始まりだった。
9時半を過ぎた頃、携帯電話を探した。
おや、何処にも無い。
こんな時は電話を架けて、音を頼りに探す。
三度鳴らして、何処にもない。
猫の部屋も玄関の外から、音の確認をした。
聴こえない。
妻が言った。
「公民館に忘れてきたのじゃない。」「それとも落とした?」
まさか、とは思ったが大型の懐中電灯を手に、探しに行った。
公民館の鍵を開け中に入る。
何処にもない。
記憶を辿る。
猫の部屋で、Gパンの後ろのポケットの携帯が邪魔で、・・・。
あっ、思い出した。
猫の部屋に入るとソファの上に携帯電話が置かれていた。
足は無いもの、な~ぁ。