ひざし

テラスの硝子戸は下２/3から強い太陽光が射し込んでいます。

十数年前、南側の田圃が売りに出され住宅地になりました。

北側と南側に八軒分の宅地ができ、販売と同時に家が一斉に建ち始めました。

最初の頃は住宅展示場のように様々な家が建つのを楽しく見ていました。

ところが土台が完成し建前になると我が家の南側に総二階の背の高い家。

こうなって初めて陽射しの有り難さを感じるようになりました。

金が有りもしないのに、南側の敷地を購入すれば良かったと悔やみました。

それでも家の南端から10m程は離れているので太陽が高くなれば陽射しは入ります。

残念だったのは、我が家の庭から続く牧之原台地の借景の緑が見えなくなったこと。

心豊かなる広大な庭が、たちまち現実的な小さな庭に変身したのです。

とは言え、充分な陽射しが入り込むので文句は言えない。