いよいよ今週末から大祭りです。
帯祭りとも呼びます。
私が子供の頃にやっていた祭りと、この街の祭りは同じです。
同じ大祭りですが、内容は全く違います。
1街から5街までは屋台を牽きそこで上踊りを子供が舞います。
また、上踊りの無いときは粋な法被を着た大人から子供までが地踊り。
それを街に入る毎に舞います。
屋台は一つの街に一台しか入れません。
街の境では二台の屋台が向かい合い、掛け声と共に隣の街に駆け込みます。
その時には挨拶の口上やら五月蠅いしきたり。
その態度が悪いと喧嘩になることもありますが、それが祭りだと嘯きます。
街は全部で七つ、五台の屋台は決められた順と時間に従って動くのです。
6街は『鹿島踊り』という古来より伝えられた踊りを踊ります。
10歳ぐらいから18歳ぐらいまでの子供達が踊ります。
この踊りは大名行列に続きます。
7街が大名行列を行います。
大毛槍などの華やかな動きもあります。
大奴は両脇に差した刀に帯を飾り、手には日傘を差して踊ります。
25人が2列に並び最後の一人は『トンボ』と呼ばれ親方です。
殿様は馬の上に鮮やかな色の厚い座布団を何枚も重ねその上に座ります。
勿論お供がその周りを警護します。
しかし、行列のメインは御神輿です。
氏子が30人程度で静かに担ぎます。
その前には猿田彦が天狗の面を付けて歩きます。
なんとも変わった行列です。
この行列の内、大毛槍や大奴、鹿島踊り、御神輿が御旅所に振り込みます。
迎える役が町内の役割です。
振り込みがあるのは最終日だけ。
屋台のお祭りと行列のお祭りが混載しているのです。
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