手術直前、看護師に髭を剃れと言われた。
一度は断ったものの、聞いてくると去った。
5分もしないうちに戻った看護師。
やはり、剃ってくださいとのことです。
手術室に移動する時間だった。
反論も躊躇もなく剃るしかなかった。
『とのことです』
いかにも医師に確認したかのような一言。
今になって思えば、あり得ない。
恥毛も剃らないのに、なぜ髭を剃る。
手術箇所から40cmもない恥毛。
それに反し、髭は1m以上もある。
しかもマスクまでしている。
20年以上も馴染んだ髭。
その髭が怪しい。
家族にはこの話をしていない。
マスクを外したら驚くだろうな。
半分楽しみに帰宅し、マスクを外した。
無反応。
娘も無反応。
夜帰宅した息子も、これまた無反応。
私の髭はそれ程印象が無かったのかな。
入院中には伸ばし続けた。
とはいえ、まだ3、4mmしかない。
今まで通り戻るには最低1、2ヵ月掛かる。
来月は孫が来るだろう。
その前にビデオ電話もあるだろう。
感性豊かな孫たち。
気付いてくれるかな。
白い髭は、インパクトが無いのかも。
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