早朝から大作戦の始まりです。
女房が二階に駆け上がってきて、ベッドの私を叩き起こしました。
「あなた起きて,ムカデが出た!!」
ムカデは私の大敵です。
何年前でしょうか、母の介護中ムカデが私の足の指に噛みつきました。
焼きついた太い針で突き刺されるような鈍痛。
その痛みはアシナガバチに刺されたときの何倍も有りました。
私は飛び起きて眼鏡を掛け階下に駆け下りる。
お勝手の入り口の戸を悠然と歩くムカデ。
私の一撃に怯みましたが、直ぐに立て直し隠遁作戦。
冷蔵庫の下に潜り込みました。
持久戦を考えたとき女房が「撃退スプレー!!」と叫びました。
私は黒いスプレー缶を手に取ると、「それ固まるやつじゃない?」と女房。
確かにこれは使えない、と今度は蜘蛛撃退スプレーを手に立ち向かう。
狙うは冷蔵庫の下、白煙をしばらく掛け続けた。
駄目かも知れない、そう感じ始めたとき敵が眼前に現れた。
一気呵成に叩きつぶすと、鬨の声。
南無阿弥陀仏。
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