エジプトの混乱は、私にとっては大変残念な状況です
アラブの春以来、どのように民主化が進んでいくのだろうかと注視していました
しかし、残念ながら私が思うようには進んでいないのが現実です
1年前にいち早く民主的な方法で、大統領を決めたエジプト
よかったなと、本心思いました
ところが今回の軍部クーデター、状況がどうあれ民主的ではありません
ムバラク大統領の退陣劇は、私にとって驚きでした
マスコミで問題にされるまで、エジプトのこんな状況を知る由もありませんでした
そして1年前モルシ大統領となり、新しいエジプトを予感したものです
1年前の革命は、若者たちの力でした
ところがその若者たちには、リーダーが居なかった
ムスリム同胞団のモルシ氏が、若者たちの力も味方にして大統領に当選
イスラム色の強いモルシ氏は、宗教色を前面に押し出した憲法まで強引に作り上げた
若者たちが間違いに気づいたのは、そんなに時間がかからなかったはずです
若者たちは再びネットを利用し、同胞に火をつけデモを以前より大きくした
エジプト軍が、今のところ民主的な選挙による新たな大統領選出に手を貸しているように見えます
エジプト軍といえば、アメリカの息が掛っている
アメリカの裏と表が、今回も垣間見られるように思えてなりません
大統領選には、モルシ氏も立候補させなければなりません
臨時政権は、半年以内に大統領選挙を実施すべきです
エジプトがアラブ諸国の中にあって、安定した国であってほしいと思います