古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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ほういし

2024-12-24 09:48:05 | 主夫のつぶやき
NHKの番組を見た。
久し振りの夜中の番組。
冤罪裁判、袴田事件の番組かな。
静岡では何度もやったテーマ。
興味もひかずに場を離れた。
そろそろ寝ようかとしたが法医師の課題。
別の殺人事件をテーマにしていた。
おや、と思い観出してしまう。
『法医師の告白』
こんな番組名だったと思う。
三人の医師にスポットを当て聞き出す。
三人とも法医師ではある。
一時は同じ研究室で学んでいた。
しかし今はそれぞれが別の立場にいる。
ポイントは警察や検察の問題点。
それを、それぞれの立場から絞り出す。
三人は検察側、被告人側、米国の法医師。
三人の言っていることはほぼ同じ。
問題は警察や検察の手法にある。
文章の一部だけを利用する。
犯人に仕立てるための警察なりの工夫。
前提を省き、都合良い所を使う。
意味合いは全く異なってしまうが。
最後にハワイの法医師をやった。
日本人でありながら長の立場。
法に護られ、検察·被告人弁護士とは中立。
どちらにも捜査の情報を公開する。
しかも、殺人現場では遺体を最初に触れる。
彼の許可がなければ警察は手を出せない。
死亡推定時刻は時に犯人特定に使う。
それは日本の警察手法。
だが、米国は不確実なその情報は参考程度。
特定に使うことはないと言い切る。
三人とも日本の手法は冤罪を生むと言う。
日本の裁判は国際的にも問題視される。
その理由が実に明確に照らし出されていた。
しかし、事件に関係する人は極少数。
こうした話が住民運動に発展しない理由だ。
三人が口を揃える。
法医師の与えられた立場に問題がある。
最後に米国に渡った医師が言う。
日本には帰れないと。
日本の捜査の状況が変わらない限り。
国民運動にするためにどうするか。
そのための良い番組ではあった。

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