今回も結局、
登山・・・。
この遥かに観える、
山頂の50センチ程の稜線を昇り下るのだそうです。
現在は鎖が貼られているらしいのですが、
いにしえには、
日本でも有数の行者のメッカになっていたのも理解出来ます。
今回は、
4キロ以上もシンセを担いで、
しかもこの場所を甘くみて、
登山靴も履かず軽装で来た私には、
これ以上は無理でした。
せめてもはこの聖山を見渡せる場所までと、
最後の力を振り絞り、
登山道登り口より、
いきなり垂直な山道を登る。
どうにかシンセを置ける場所を見つける。
その時には気付かなかったのですが、
写真に写る、飛び出す子龍!
聖地戸隠山に向けて。
なんと・驚いたことに、
音を出した瞬間、
それとほぼ同時に下から親龍が押し寄せて来る。
あの・写っていた子龍が呼んだのでしょうか・
一気にそのもやに包まれてしまう。
これもまた、不思議な体験でした。
ただ・ただ、
音に対する大自然の返り、
大自然の顕著な反応に、
今回も、驚き・感謝しかりでした。
帰り道・聖地を振り返る。
もやは晴れ始め、
そのムコウには青空。
そこには、いつもの日常の顔になろうとしている聖地がありました。
ようやく、下界にも朝が訪れる。