文学、文学といってもひろーござんす。ひょんなことから「児童文学」にかかわることになった。
きっかけは……まあ、言い訳がましくなるので、あまり言いたくはないのですが、あえて言うと(ほら!言い訳をしたいのだ!)、山崎庸一郎氏の『星の王子さまの秘密』を読んだことが、一番大きなきっかけかもしれません。この本のなかで、大人と子供のちがいというのが出てきます。乱暴にくくると、子供とは事物に直接ふれることの出来 . . . 本文を読む
長い航海の果てに あたしは また波止場にかえってきたよ
あたしは あらくれ女になったかい?
それとも 天使になったかい?
あたしは じぶんのことなんて 知らないねえ
波止場よ あんたが決めてくれ
海は あいかわらずだね 波をうねらせ 唄ってる
あたしのすべてを知ってるだろ 覚えてるだろ
波止場よ . . . 本文を読む
母よ
常に 春風のように穏やかで たおやかであった母よ
いつも 優しく
人生の節々で 冷静な「自分」の意見をコメントしてくれた母よ
子供たちの意思を100%尊重してくれ 100%の自由を与えてくれた母よ
私は あなたと 久し振りに 弟たち 父親とともに会い
そして一夜をともにした
あなたは82歳になった
あなたは 私達を認識はできるが
世界のかなりの部分を認識できなくなってしまった
ホ . . . 本文を読む