チャールズ国王が生前エリザベス女王が所有していた競走馬を一部売却する。先月崩御した女王の馬を引き継いだチャールズ国王だが、競走馬関連事業を縮小してゆく意向だそうで、37頭の競走馬の約3分の1を今月ニューマーケット競馬場のタッターソールズ・オークションに出す予定だ。
調教師のマイケル・スタウトが手掛け、先月にレースを制したばかりのジャスト・ファインや女王が崩御する2日前にトップとなったラヴ・アフェアーズといった馬が今回売却される予定で、残りの馬も近い将来新たな所有主へと渡る予定だそうだ。
ある関係者はメール・オン・サンデー紙にこう話す。「英王室と競馬業界の関係は継続されます。伝統やロイヤル・アスコットとの繋がりは継続されますが、情熱を捧げた女王陛下と同じ程度とはならないですね」
一方、60頭の競走馬と38頭の繁殖用の牝馬がいる英ノーフォーク州のロイヤル・サンドリンガム・スタッドに近しいある関係者は、「あのロイヤル・スタッドは3年以内に博物館になる可能性があります。大変残念です」と続けた。
また、来年は同舎で30頭の仔馬が誕生予定、女王が育てた最後の血統として高額で取引されることが予想されており、同関係者はいくつかの馬が既に売却済みであることを明かしていた。生前女王は年に約7頭を売りに出していたことで知られている。
昨年はレース優勝36回、59万ポンド(約1億円)を稼ぎ、女王にとって最も成功した年だったが、常に利益があるわけではないことから、自腹で経営費を賄っていた。
そして今月には女王の元競走馬ファースト・レシーバーが馬術イベント、ホース・オブ・ザ・イヤー・ショーで最高賞を受賞したばかりだ。
ヘンリー王子&メーガン妃にとって英王室との不和以上の一大事だ。米動画配信大手ネットフリックスが1・5億ドル(約223億円)とも報じられる王子夫妻との契約を解除する可能性を本人たちに伝えたと英紙サンが16日伝えた。
同紙によると、ヘンリー王子夫妻は、2人の非営利財団「アーチーウェル」と共同で制作するネットフリックス向けの番組が「必ずしも配信されるという保証はない」との忠告を受けたという。
2020年に巨額の契約を結んだとされる王子夫妻だが、いまだに完成した番組はなく、12月公開予定だった2人と王室との関係を追ったドキュメンタリーシリーズも、エリザベス女王が亡くなったことで、2人は大幅な再編集と公開の延期をネットフリックス側に求めている。チャールズ国王夫妻やウィリアム皇太子夫妻への批判的発言を削除するためだとみられる。
だが、サン紙によると、ネットフリックス側はヘンリー王子夫妻を含む取引先からの提案を拒否できととし、「最終編集権」は同社にあることを明言。最悪の場合、契約解除のあり得るとしている。
実際、ネットフリックスは今年5月、メーガン妃が創作したアニメシリーズ「パール」の制作中止を発表。その際は「経費削減」を理由にしていた。
このアニメは「パール」という12歳の少女が歴史上で活躍した女性たちに出会い、冒険をしながら成長していくという子供向けファンタジー。メーガン妃はこの主人公をキャラクターとして商品化し、「大儲けするはずだった」と一部メディアが報じていた。