「明るくなってきたよ。」
これからおきる超涙ものの世界の始まりでした。
もう十分写真も撮ったと思ったので、カメラの電池交換もそこそこに外に出た。
そこには確かにさっきより、より明るくなったオーロラがあるっ。
最初は、
「へぇ~、こっち撮っておけばよかったなぁ。」
なんて簡単に考えていた。
そうしたら、そのオーロラ、見る間に徐々に大きくなって空に拡がってきた。
おいおい、これって、あの、ほれっ!あれだよ!これだよっ!なんて見ていたら、なんと、そのオーロラ、揺れ出した!
今までのは、ボヤ~ッと空に明るい雲みたいのあったが、今見ているのは、なんかゆっくりゆらゆら揺れている。
こうなると、もう、上を見上げ見とれているだけ。
これだよっ!これっ!俺が見たかったのはっ!これが俺が子供の頃からイメージしていたオーロラってもんだよ!これが見たかったんだよ!
確か中学生の時だったかな?死ぬ前に見たいものを3つ作った。
その1つはギリシア、アテネのパルテノン神殿、2つめはエジプトのスフィンクス、そして3つ目がこれ、オーロラだったのです。(ちなみに私の高校の時の物理の論文は「オーロラの世界」でした)
幸いにして、卒業旅行でパルテノン神殿、スフィンクスは見た。残りひとつになっちゃったとき、残りの人生でオーロラだけ見たらおしまい、というのもなんだかなぁ、ってことで、今はマチュピチュとか、モンサンミッシェルとか、最近は地球上に30頭しかいないと言われるアムールヒョウを見てから死のうと思ってます。
で、オーロラですが、みるみるうちに拡がっていきました。そして!ついにカーテンになったのです!
それはもう、この世にこんな綺麗なカーテンがあったとは!輝いているカーテン!本当にカーテンです。色は緑色、白、そしてカーテンの下の方は薄いピンク色でした!
もう、空を見上げて
「すげぇ~!すげぇ~!すげすげぇ~~!」
という言葉しか出てきません。
そしてその光のカーテンが、今度は生まれていくのです。生まれるのです!
光のカーテンのヒダが何もない夜空間に次々に輝きながら生まれていくのです!
もう絶叫です!
「すげぇ~!すげぇ~!オーロラ生まれてるぅ!!!!」
そのオーロラは、実際には遙か上空数千キロにあるはずなのに、石を投げれば当たるんじゃないか!というくらい近くにはっきり見えます!
俺はこれを見るために生まれてきたんだぁ!
これを見るために生きてきたんだぁ!
これを見るためにここに来たんだぁ!!!!!
きっとその絶頂期は3,4分くらいの間だったと思います。ふと、冷静になって撮った写真が上の写真です。仮に絶頂期の時カメラを持っていたとしても、きっと撮らなかった、いえ、撮れなかったと思います。全然冷静ではいられませんでした。目の前に拡がっているこのアミューズメントな世界を狭っこいファインダーの中から覗くなんて考えられませんでした。あれは肉眼で見るものでした。両手を挙げて自分のこの目で見るものでした。
こう考えたとき、じゃあ、なぜ俺はカメラなんかを持ってんだ?
まぁ、いいや。リベンジ見事に成功!それどころか、余りあるほどのすばらしいオーロラを見ることができました。
「か・み・さ・ま・!」(村主風に)
このオーロラを見るためにかかった費用総額約40万円。(2回分)
この感動、プライスレス
これからおきる超涙ものの世界の始まりでした。
もう十分写真も撮ったと思ったので、カメラの電池交換もそこそこに外に出た。
そこには確かにさっきより、より明るくなったオーロラがあるっ。
最初は、
「へぇ~、こっち撮っておけばよかったなぁ。」
なんて簡単に考えていた。
そうしたら、そのオーロラ、見る間に徐々に大きくなって空に拡がってきた。
おいおい、これって、あの、ほれっ!あれだよ!これだよっ!なんて見ていたら、なんと、そのオーロラ、揺れ出した!
今までのは、ボヤ~ッと空に明るい雲みたいのあったが、今見ているのは、なんかゆっくりゆらゆら揺れている。
こうなると、もう、上を見上げ見とれているだけ。
これだよっ!これっ!俺が見たかったのはっ!これが俺が子供の頃からイメージしていたオーロラってもんだよ!これが見たかったんだよ!
確か中学生の時だったかな?死ぬ前に見たいものを3つ作った。
その1つはギリシア、アテネのパルテノン神殿、2つめはエジプトのスフィンクス、そして3つ目がこれ、オーロラだったのです。(ちなみに私の高校の時の物理の論文は「オーロラの世界」でした)
幸いにして、卒業旅行でパルテノン神殿、スフィンクスは見た。残りひとつになっちゃったとき、残りの人生でオーロラだけ見たらおしまい、というのもなんだかなぁ、ってことで、今はマチュピチュとか、モンサンミッシェルとか、最近は地球上に30頭しかいないと言われるアムールヒョウを見てから死のうと思ってます。
で、オーロラですが、みるみるうちに拡がっていきました。そして!ついにカーテンになったのです!
それはもう、この世にこんな綺麗なカーテンがあったとは!輝いているカーテン!本当にカーテンです。色は緑色、白、そしてカーテンの下の方は薄いピンク色でした!
もう、空を見上げて
「すげぇ~!すげぇ~!すげすげぇ~~!」
という言葉しか出てきません。
そしてその光のカーテンが、今度は生まれていくのです。生まれるのです!
光のカーテンのヒダが何もない夜空間に次々に輝きながら生まれていくのです!
もう絶叫です!
「すげぇ~!すげぇ~!オーロラ生まれてるぅ!!!!」
そのオーロラは、実際には遙か上空数千キロにあるはずなのに、石を投げれば当たるんじゃないか!というくらい近くにはっきり見えます!
俺はこれを見るために生まれてきたんだぁ!
これを見るために生きてきたんだぁ!
これを見るためにここに来たんだぁ!!!!!
きっとその絶頂期は3,4分くらいの間だったと思います。ふと、冷静になって撮った写真が上の写真です。仮に絶頂期の時カメラを持っていたとしても、きっと撮らなかった、いえ、撮れなかったと思います。全然冷静ではいられませんでした。目の前に拡がっているこのアミューズメントな世界を狭っこいファインダーの中から覗くなんて考えられませんでした。あれは肉眼で見るものでした。両手を挙げて自分のこの目で見るものでした。
こう考えたとき、じゃあ、なぜ俺はカメラなんかを持ってんだ?
まぁ、いいや。リベンジ見事に成功!それどころか、余りあるほどのすばらしいオーロラを見ることができました。
「か・み・さ・ま・!」(村主風に)
このオーロラを見るためにかかった費用総額約40万円。(2回分)
この感動、プライスレス