「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

桜と菜の花と蒸気機関車 SL 目くそ鼻くその世界

2006-04-09 23:33:07 | Weblog
 栃木県の北真岡(もうか)駅周辺では、この時期、桜の花と、菜の花と、蒸気機関車の3ショットが取れる場所があります。今年初めて行ってきました。
 そこで、笑える一コマ。

 この時期、日本中で桜の名所に行けば、どこもそうでしょうが、一眼カメラを三脚にセットし、たくさんのカメラマンが群れています。ここ、北真岡駅周辺では、線路脇に桜と菜の花が咲きます。そこを週末だけSLが走ります。
菜の花は付近の住民に方々が種まきをして、咲かせているそうです。



 どうでもいいですが、英語辞書引くと菜の花って、rape blossomsだそうです。
強姦のrapeと同じスペルでした。知ってました?(本当にどうでもいい)



 ということは、一年のうち、桜が満開になり、菜の花が咲き乱れ、SLが走る週末と言えば、これらの3ショットを撮ろうとすると、本当にワンチャンスです。北真岡駅にはSLは停車しないため、通過駅となっています。
 となれば、走り抜ける(速度は遅いですが)SLと桜と菜の花の3ショットを撮れるのは、本当の本当に一年のうち一瞬だけです。(もっとも土日と往復ですので、4回はチャンスはあるのですが)
これを逃せば、来年までもうチャンスはありません。

 更に天気。雨が降れば当然薄暗くなり、曇りだと桜の色が映えません。
 
 その一瞬を求め、付近からたくさんの人が集まります。中には相当遠くからこの日のために来ている人もいると思います。
今年は、日曜だけ天気もいい方でした。快晴の青空とはいえませんが、まぁ、天気はよかったです。

 私の自宅からは約20キロの道のり。当然駅周辺に凄い人数が集まるのは容易に予想でき、かつ天気もよかったので、日頃の運動不足解消のため、自転車で行きました。


 京都の清水寺周辺は、桜の季節は自転車の通行もままならぬようですが、ここはそれほどでもありませんでした。


 元々北真岡駅は無人駅みたいです。改札も無ければ駅舎もありません。直方体のホームがあるだけです。ホームには屋根あった様な気がする。うる覚え。
 自分が住んでいるところから自転車で行ける距離に無人駅があるとは、少しカルチャーショック。(私は仕事の関係で、この地方に住んでいます)

 無人駅だからかどうかは解りませんが、駐輪場に自転車を置くことは楽勝でした。

 しかし、駅のホーム先端には高そうな一眼カメラを三脚に固定し、たくさんのカメラマンさんがいます。中にはプロもいるかもしれません。
 そんなところに私のようなコンパクトデジカメを持った人間は場違いです。でも中には、それらの人に交じって携帯で撮ろうという勘違いな人もいます。まぁ、これは人それぞれの考え方ですから、批判はできませんね。

 私はそんな気にはなれないので、駅から離れた線路脇で撮ろうと思い、ちょっと歩くと、菜の花畑の中に入り込み、三脚をセットしている人が大勢います。

 まぁ、これも当然でしょう。ちっちゃい駅ですから、ホーム先端には10人も入りません。いい写真を撮ろうという身勝手さが、菜の花畑の中にまで入り込むのでしょう。(おまけにシャッターチャンスは一瞬/年!)
 きっと本人達は、
「ここは菜の花が途切れていて、我々は菜の花をふんずけてはいない!」
と主張するでしょう。しかしさぁ、そこはほれ、他のみんなもいい写真撮りたいんだから、大人なら、ねぇ?

 でも、ここまではよくはないが、どこでも見られる風景だよね。いい写真を撮りたいがために、立ち入り禁止のところでカメラ構えている人ってどこに行っても結構いますよね。

 面白かったのはここから。

 その菜の花群生地のカメラを自分のフレームに入れたくない私は更に歩きます。
するとそこから20mも離れていないところに踏切がありました。まだまだ電車は来ないため、その踏切を渡って、いい場所を探していたときのこと。

 当然そこにもカメラを構えている人がたくさんいます。踏切ぎりぎりまで入り込んで、入り込んでといっても踏切を越えているわけではないので、これは間違いなく合法。それ自体は決して法を犯しているわけではありません。もっとも菜の花畑の通路(?!)にいる人達も法は犯していないと思うが。(実は無断進入か?)。。
 
 そこのおっさんがぼやいた。
「菜の花畑の中に入られちゃうと、写っちゃうんだよな。考えてくれないかなぁ。」

 思わず一人で吹き出してしまった。

 だってさ、そのおっさんの気持ちはわかるが、その踏切の後ろにもカメラを構えている人がたくさんいるじゃないか。そのカメラのフレームには、きっと踏み切りぎりぎりでカメラ構えているあんた達、写っちゃうぞ!

 こういうのを目くそ鼻くそって言うんだろうな。バブル期の時、リゾートマンションの住人が、その前に建つリゾートマンションに対し、
「景観が崩れる。」
と建設中止の訴えを起こしたとき、当時ニュースステーションの久米宏さんが
「こういうのを目くそ鼻くそというんでしょうね。」
と言っていました。当時凄くウケたんだけれど、今年、目の前で同じくウケてしまった私でした。
 楽しいひとときでした。

 ちなみに、この写真は、上に出てくるおっさん達から更に30mくらい離れたところで撮りました。ここも三脚構えた人がいたのですが、その人の後ろ、且つ並んでいる桜の木を線で結んだ線上より外側から撮しました。
 ここからだって、これだけいい感じに(と思っているのは自分だけ?!)撮れるんだから、ねぇ・・・。

 ちなみに僕の前にいた人(この方、自分の機材カバンをどけてくれて、僕に場所を譲ってくれた親切な方でした。ありがとうございます)がおっしゃってましたが、マニアは煙を出しているときの写真を撮りたいんだって。

 そう考えると、目くそ鼻くそ達の気持ちがわからんでもないなぁ、なんて思いながら、また復路20kmの道のりを自転車漕いで帰ってきました。
 そのあとは筋肉痛にならないように、サウナ&温泉も行ってきました。

 明日は仕事早いんで、もう寝ます。
コメント
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