歩いていて、歩道にオートリキシャーが止まっていたので、ちょっと覗いてみる。そうすると、またどっかからにーちゃんがやってきて、
「あのリキシャーは俺のだ。案内してやる。インド門と、大統領府と、あと2カ所寺院を廻って50ルピーでいいぞ。」
50ルピー=約150円。日本感覚だと、とっても安い。大概の日本人観光客はこれで納得するはず。しかし、こちらの駐在員からの情報で、local相場は知っている。
「もっと安くなんないの?」
「解った。40ルピーでいい。」
「もう一回訊く。どこに行ってくれるの?」
「インド門と大統領府と、●○寺院と、△▲寺院。」
「その、●○寺院と、△▲寺院ってどこだ?地図持ってないか?」
「じゃあ、地図が向こうのオフィスにある。そこに行こう。」
といって、オフィスまで連れて行ってくれる。いかにも怪しそうなオフィス。
で、そのにーちゃん一緒に入るのかと思ったら、入ってこない。外で待っている。
すると、中にいるおっちゃんが、
「どこに行きたいんだ?」
「インド門と、大統領府とあと2カ所くらいの寺院に行きたい。」
「ここなんかどうだ?」
と、地図と写真を見せてくれた。場所も近くだし、こっちも乗り気になる。
「で、いくら?」
「1500ルピー。エアコン付きの車だと、1800ルピー。」
当然ぶっ飛ぶ。
「車でなくていい。リキシャーに乗ってみたいんだ。それにさっきのにーちゃんは、リキシャーで50ルピーって言ってたぞ?」
「それはインチキだ。乗ったあとで、最初より高い金額を言われる。」
「へぇ、そうなの?で、何時に帰ってこれる?」
「1時くらいまでかな。」
「ごめん、それじゃダメだ。11時半に昼食の約束があるんだ。それまでに帰って来なきゃならないんだ。本当にごめんね。」
と言って、店を出た。
そうしたら、さっきのにーちゃん、まだいる。
「どうだった?」
「時間がないからやめた。それに、1500ルピーって言われたぞ!」
「あそこはオフィスだからだ。俺はそんなに高くない。」
「でも、彼は、おまえのこと嘘つきだって言ってたぞ!」
「そんなことはない。俺とおまえは友達だ。嘘はついていない。」
「じゃあ、おまえはなんであそこに俺を案内したんだ?」
「おまえが地図を見たい言っていったからだよ。」
「でも、あそこのおっちゃんは、おまえにとって不利なこと言ってたぞ。なんで彼はそう言ったんだ?」
「それは解らない。でも、俺はそんなに高くない。40ルピーでいいぞ。」
そうしたら、今度は別のリキシャーのおっさんがやってきた。
そうしたらそのにーちゃん、
「これは俺のおじさんだ。40ルピーで廻ってくれるよ。」
と言って、さっきのオフィスの方に歩いていった。
おいおい、おまえのリキシャーに乗せてくれるんじゃないのか?
今度はそのおっさんとのお話。
「インド門、大統領府、あと(地図見せながら)こことここを廻ってくれよ。」
「わかった。行ってあげる。」
「40ルピーでいいんだな?。」
「4カ所廻ってあげる。」
ここでとっさに、もう一回同じ事を訊いた。
「40ルピーでいいんだな?。」
「250ルピーだ。」
「(なめんなよ。)話にならない。じゃあな!」
「わかった。200ルピーでいい。」
当然知らんぷり。
「じゃあ、150ルピーだ!」
もうワケわかんない。
結局、ホテルに戻って、ビール飲んで、出直して、歩いてインド門まで行きました。
「あのリキシャーは俺のだ。案内してやる。インド門と、大統領府と、あと2カ所寺院を廻って50ルピーでいいぞ。」
50ルピー=約150円。日本感覚だと、とっても安い。大概の日本人観光客はこれで納得するはず。しかし、こちらの駐在員からの情報で、local相場は知っている。
「もっと安くなんないの?」
「解った。40ルピーでいい。」
「もう一回訊く。どこに行ってくれるの?」
「インド門と大統領府と、●○寺院と、△▲寺院。」
「その、●○寺院と、△▲寺院ってどこだ?地図持ってないか?」
「じゃあ、地図が向こうのオフィスにある。そこに行こう。」
といって、オフィスまで連れて行ってくれる。いかにも怪しそうなオフィス。
で、そのにーちゃん一緒に入るのかと思ったら、入ってこない。外で待っている。
すると、中にいるおっちゃんが、
「どこに行きたいんだ?」
「インド門と、大統領府とあと2カ所くらいの寺院に行きたい。」
「ここなんかどうだ?」
と、地図と写真を見せてくれた。場所も近くだし、こっちも乗り気になる。
「で、いくら?」
「1500ルピー。エアコン付きの車だと、1800ルピー。」
当然ぶっ飛ぶ。
「車でなくていい。リキシャーに乗ってみたいんだ。それにさっきのにーちゃんは、リキシャーで50ルピーって言ってたぞ?」
「それはインチキだ。乗ったあとで、最初より高い金額を言われる。」
「へぇ、そうなの?で、何時に帰ってこれる?」
「1時くらいまでかな。」
「ごめん、それじゃダメだ。11時半に昼食の約束があるんだ。それまでに帰って来なきゃならないんだ。本当にごめんね。」
と言って、店を出た。
そうしたら、さっきのにーちゃん、まだいる。
「どうだった?」
「時間がないからやめた。それに、1500ルピーって言われたぞ!」
「あそこはオフィスだからだ。俺はそんなに高くない。」
「でも、彼は、おまえのこと嘘つきだって言ってたぞ!」
「そんなことはない。俺とおまえは友達だ。嘘はついていない。」
「じゃあ、おまえはなんであそこに俺を案内したんだ?」
「おまえが地図を見たい言っていったからだよ。」
「でも、あそこのおっちゃんは、おまえにとって不利なこと言ってたぞ。なんで彼はそう言ったんだ?」
「それは解らない。でも、俺はそんなに高くない。40ルピーでいいぞ。」
そうしたら、今度は別のリキシャーのおっさんがやってきた。
そうしたらそのにーちゃん、
「これは俺のおじさんだ。40ルピーで廻ってくれるよ。」
と言って、さっきのオフィスの方に歩いていった。
おいおい、おまえのリキシャーに乗せてくれるんじゃないのか?
今度はそのおっさんとのお話。
「インド門、大統領府、あと(地図見せながら)こことここを廻ってくれよ。」
「わかった。行ってあげる。」
「40ルピーでいいんだな?。」
「4カ所廻ってあげる。」
ここでとっさに、もう一回同じ事を訊いた。
「40ルピーでいいんだな?。」
「250ルピーだ。」
「(なめんなよ。)話にならない。じゃあな!」
「わかった。200ルピーでいい。」
当然知らんぷり。
「じゃあ、150ルピーだ!」
もうワケわかんない。
結局、ホテルに戻って、ビール飲んで、出直して、歩いてインド門まで行きました。