執行草舟さんの、一番読みやすいエッセイ。人生相談。
曰く、第一次世界大戦で、日本人は傍観者として特需で稼いだ。
ために傲慢になった。
へぇ。これは知らなかった。
ーーーーーー
第一次世界大戦は大正3〜7年。
昭和の朝鮮戦争特需でも、日本はほぼ「濡れてに粟」で高度経済成長の礎を築いた。
平成のバブル経済。土地転がしに狂奔して、転んだ。
こう振り返ると、大正のWW I、昭和の朝鮮戦争、平成のバブル、、、
いずれの時代でも、特需的な、傍観者的な、濡れ手に粟的なイベントがあって、日本人が謙虚さを失った。
ーーーーーー
って考えると、明治の、西南戦争、日清戦争、日露戦争でも、そういうところがある。
明治38年の、日露戦争ポーツマス条約に反対した国民が日比谷焼き討ち事件を起こしたのも、その傲慢さ。
だから、以下のようにまとめることができる:
- 明治:日露戦争(日比谷焼き打ち)
- 大正:WWI
- 昭和:朝鮮特需
- 平成:バブル
こうやって、日本人は、各御代において、傲慢になってきた。
令和の世の中でも、こういう「後世から振り返って、日本人が傲慢になったと総括されるようなイベント」が起きないようにしないと!