


現在は役所だけでなく、認定された民間の検査機関でも確認申請を扱うので
当然 競争になり、営業成績のアップに追われて 審査が甘くなるとかの傾向はあり得る。
その結果、本来ならば受理されない書類も合格というのは、起こりうる現象、実際
よくこれで確認が下りたなと感じる設計図書を目にしたことはある。
問題は こうして完成した建物をどうするかだ。原則としては 解体・再設計・再施工。一時引越しも必要だ。
とんでもなく費用が かさむ。関わった事務所だけでは とても対応不能で、
公的組織が全面的にフォローする必要がありそうだ。
それにしても、談合だ、事故だ、アスベストだと 風当たりの強い建設業界、設計屋まで信頼を
落とすと、ますます肩身がせまくなる、大部分の建築屋は 零細組織の低収入でも
日夜まじめに頑張っているのに。
参考 よく設計士という言い方をする人がおられますが
建築基準法関連には こういう呼称はないはずです。あくまでも建築士が正。
ただ、最近は いろんな組織がいろんな名称の資格を創設(開発?)して、
資格社会を構成していますので、設計士と名の付いたものもあるかとは 思いますが・・・。