昨日の夜は、有川浩の舞台脚本『有川浩脚本集 もう一つのシアター!』を読んでおりました。
有川浩の小説『シアター!』のモデルとなった劇団・Theatre劇団子が『シアター!』を舞台化した際の『もう一つのシアター』用の舞台脚本を有川浩自身が書いた脚本であります。
『シアター2』の冒頭にちょこっと出てきた地方都市の高校での公演で起こった出来事を描いています。
劇団・シアターフラッグに地方都市の高校から公演依頼が舞い込む。
張り切ってその高校に乗り込むシアターフラッグの面々達。
しかし公演開始までに何故か次々とトラブルに見舞われる。
果たして無事に舞台の幕は上がるのか??
この脚本には註釈が付いていて各エピソードの裏話とか開演してからの作者の感想とかが書かれていて面白かったです。
それにしても、お芝居の中で劇団員達(という設定の劇団員達)に向って「君たちは……全力を出しきっているのか!?」なんて台詞を言わせちゃうとは!
だ、大胆でありますね。