昨日の夜は、万城目学の小説『偉大なる、しゅららぼん』を読んでいました。
万城目学お得意の法螺話。今回の舞台は滋賀県です。
私、以前滋賀県に住んでいた時がありました。
この物語の舞台となった「石走」は米原から少し北と記述があったので、「そんな地名の場所あったっけ?」と最初は混乱してしまいましたよ。
架空の地名のようですね。
琵琶湖周辺に遥か昔から特殊な能力を持つ日出家と棗家の二つの家在り。
使えば人を支配できる能力だが、二つの家はお互いに牽制しあって両すくみの状態で能力を使って世に名を成すまでには至らない。
主人公は日出家の一員である高校生の涼介。
涼介は自ら持つ能力に嫌悪感を抱いているのだが、一族の習わしにより高校に入学してからは日出本家で暮らすことになる……。
万城目学の法螺話は序盤からいきなり全開です。
核心の部分はあまり触れないで、でも大法螺話が炸裂。
でも最初は何だか違和感が有り。
私の知っている米原から少し北のあたりと物語の記述がうまく合わない。
でも物語だから、と読み進める。
ナチュラルボーン殿様・淡十郎の殿様っぷりが全開となり、またグレート清子がそのグレートっぷりを発揮し始め出した頃から引き込まれました。
黒幕はね、分かっちゃいますよ。
でも、ラストは迫力満点。
面白かったですよ!
でもなぁ、この物語もっと練りこむことが出来たかも……。
万城目学ならできると思うんですよ。
「物凄く面白くていいお話」止まりなのは勿体ない気がする。
ご、御免なさい! 生意気書きました!
物凄く面白くていいお話なのは確かなのです!
こんなお話を書けるお方はそうそういません!
え~と。え~と。
自分で書いた言葉をどうフォローしていいか分かんないや。
なので御免なさい。
ここで終わります。