狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

Forever Friends

2018年02月10日 22時27分33秒 | 曲名がタイトルの日記





 本日2月10日は、バグダードの戦いが終結してアッバース朝が滅亡した日で、火薬陰謀事件の実行責任者ガイ・フォークスが首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑で処刑された日で、江戸幕府が町人建議による水路の着工を許可した日で、中国共産党が中国国民党と国民政府の指導権を認めその指揮権に服従することを表明して国民党に第二次国共合作を提議した日で、津田左右吉の『古事記及日本書紀の研究』『神代史の研究』などが記紀を批判し皇室を冒涜しているとして発禁となった日で、自衛隊が行っていた机上作戦演習・三矢研究が衆議院で取り上げられて問題化した日です。
 自衛隊はいきなり想定外の命令を出されてもすぐには動けないのであらゆることを想定して机上作戦演習を行うのは当たり前なのに、それを問題化するっていうのは変な話っすね。どのような机上演習をしたところで命令系統は確立されているのだから問題ないのに。命令系統を破壊するような事柄なら問題化すべきだけど、そうでもないのにね。変な話っす。

 本日の倉敷は雨でありました。
 最高気温は六度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。






 
 今はもう昔の事。
 狐が子供の頃のお話。

 明るい昼間。皆は外に出ていて狐は獨り庭で遊んでおりました。
 家に誰も居りませんでしたから、其処等はしいんとしてゐます。
 ところが家の何処かの座敷でかかつと子供の笑い聲がしたのです。
 狐は驚き、震えながらこつそり行ってみましたが、どの座敷にも誰も居ず、刀の箱もひつそりとして、垣根の檜がいよいよ青く見えるきり、誰も何処にもいませんでした。

 かかつかかつと子供の笑い聲が聞こえます。
 遠くの百舌鳥の声なのか、野良猫が草叢を歩く音なのか、何処かで豆を箕にかけるのか、色々考えながら黙って聴いてみましたがやつはりどれでもないやうでした。
 確かに何処かでかかつかかつと子供の笑い聲が聞こえたのです。
 も一度こつそり座敷を覗いてみましたが、どの座敷にも誰も居ず、ただ御日様の光ばかり其処等一面、明るく降つておりました。

 狐は呟きました。座敷笑子?
 すると何処からか、はぁぁいという子供の聲がしました。
 狐は吃驚して飛び上がつてしまいました。
 しかしどの座敷にも矢張り誰も居ませんでした。

 暫らくするとかかつかかつという笑い聲は聞えなくなり、其処等はしんとした静けさが戻つてきました。
 座敷童子? 狐は首を傾げながら庭に出て、その日は、陽が暮れるまで獨り遊びを楽しんでおりました。


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『劇場版 お前はまだグンマを知らない』

2018年02月10日 21時25分24秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『劇場版 お前はまだグンマを知らない』のDVDを観ていました。

 主人公の神月 紀は高校2年生。
 チバからグンマへ引っ越してきた。
 グンマは、「ニッポン最後の秘境」とか「古代グンマー帝国の末裔の住む地」とか色々と言われている謎めいた地。
 神月は、グンマで無事普通に暮らしていけるのか不安に思っていた。
 転校先の高校の教室に入ると、そこにはグンマ独特の文化や風習があり、異様に郷土愛に満ちたクラスメイト達がいた……。

 神月は、気になる女の子には「グンマー以外は男じゃないから!」と言われ、かつて小学生の時にチバでクラスメイトだった旧友には「グンマーの聖典だ」と奇妙な歌留多を手渡され……。
 そしてクラスメイト達は、グンマのライバルであるトチギやイバラキがグンマを手に入れる為に攻めてくると言い出し……。

 監督は、水野格。
 出演者は、間宮祥太朗、吉村界人、馬場ふみか、入江甚儀、加治将樹、山本博、レイザーラモンRG、ゆもみちゃん、福田薫、益子卓郎、磯山さやか、椿鬼奴、ほんこん、など。
 原作は、井田ヒロトの同名の漫画です。


 群馬県は色々と様々な人にネタにされているのですが、そのネタ群を増幅させたコメディであります。
 溢れんばかりの郷土愛。それ故に暴走する人達。
 他所から来た主人公は、暴走に次ぐ暴走に戸惑い、恐れ戦くのです。
 演出も物語もメーターを振り切っています。開き直っていますね。よいですよよいですよ。

 面白かったですよ。
 楽しめました。

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仏蘭西の女性は男に裏切られたら恋のライバルを殺す。伊太利の女性は騙した男の方を殺す。英吉利の女性は黙って関係を絶つ。

2018年02月10日 19時52分39秒 | その他の日記




 立憲民主党の代表である枝野幸男氏は、民主党時代の2013年の『文芸春秋』10月号に「憲法九条 私ならこう変える 改憲私案発表」と題する論文を発表しています。
 軍事力の保有、集団的自衛権の行使、国連のもとでの多国籍軍への参加を容認する内容です。
 枝野氏は、民主党内に新設された代表の直属機関である憲法総合調査会の会長に就任していました。

 枝野氏の私案では、日本国憲法9条1、2項に二つの条文を追加して、自衛権に基づく実力行使のための組織の存在を規定していますよね。
 さらに「我が国の安全を守るために行動している他国の部隊に対し、急迫不正の武力攻撃」があった場合に、その「他国」と「共同して自衛権を行使することができる」と規定して集団的自衛権の行使を容認していますよね。
 そして国連軍への参加を明記して国連決議に基づく多国籍軍やPKO活動への参加を明記し、活動に対する急迫不正の武力攻撃がなされた場合には「自衛措置」を取れるとして、海外での武力行使を公然と容認する内容になっていますよね。
 国連軍への参加、集団的自衛権の行使、海外での武力行使を容認する中身ですよね。

 民主党は2005年に改憲志向の憲法提言をまとめていますよね。
 枝野氏は、『文芸春秋』掲載の論文で、改憲派と護憲派の両極端な主張がますます激しくぶつかり合うことが予想される状況を、極論のぶつかり合いという不幸な事態と主張していますよね。
 今求められているのは、より冷静な分析と建設的な議論によって極論のぶつかり合いを収斂させること、と述べていますよね。

 枝野氏は、憲法解釈によって歯止めをかけている現在の状態では、ずるずると自衛隊の活動範囲が拡大し、今後もさらに無原則に拡大する可能性がある、として歯止めを明文化するために改憲を進めると述べていますよね。


 何故に現在は180度正反対の意見を述べているのですか?
 枝野氏が現在行っている行為は極論のぶつけて議論を壊す不幸な事態だと言えます。
 4年と少し前の枝野氏ならばそう述べるでしょう。
 わずか、4年と少しで意見を正反対に変えたのは何故なのですか?
 極論に走っているのは何故ですか?
 元々の主張では選挙で当選できないからですか?
 わずか4年と少しで意見を正反対に変えるなら約4年後にはさらに意見を180度変える可能性があります。
 或いは状況が変われば意見を180度変える可能性があります。
 筋が通っているとは思えませんし信用できません。


 選挙の都合で意見を変える……その可能性があり得る、とするならば現在述べていることは無意味となってしまいます。
 枝野幸男氏には説明責任が発生しています。
 きっちりはっきりと明瞭に筋の通る説明をしてください。
 お願いします。


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幸いなる哉。天の流転に従いて静かに流転する人々。

2018年02月10日 15時15分34秒 | VSの日記



 倉敷駅前にある百貨店さんの正面玄関上に掲げられている懸垂幕は、1.6m×10.5m。
 私が前の職場にいた時は、この懸垂幕を私一人で手書きで書いておりました。
 諸々の作業がありましたが、書くだけなら凡そ一本につき2時間前後で仕上げていました。
 


 少し前のこと。
 前の職場での先輩のお方とお話をする機会があって看板業界のお話をたんと訊いてみました。
 今は1.6m×10.5mの懸垂幕はほとんどが機械で出力されるそうです。まぢっすか? と驚きましたよ。オペレーターは神経を使うだろうなあ。それとも簡易に出力ができるようになっているのかな?

 看板も手書きはほぼなくなりインクジェットの出力を貼り付けるのが主流だそうです。
 カッティング・シートの仕事も激減してインクジェットの出力が主流となっているそうです。
 そして、かつてはインクジェットを貼り付ける作業は神経を使う技術が必要な作業だったのですが、今は性能が上がって簡単に貼ることができるようになったらしく「それほど技術は必要ではなくなった」と先輩は申しておりました。

 私の持つ技能はもはや看板業では必要ではなくなったようで寂しい限りです。
 ま、前の職種に戻る気はないので気にする必要はないのですが。


 様々な技術革新は、新たな専門家を生み出し尚且つ別の部分では平坦で簡易な作業を生み出します。
 スペシャリストが行っていた作業をスペシャリストでなくてもできるようにしつつ、新たなスペシャリストを生み出す。
 変化しつつも根幹の部分では変わらない。
 面白いものです。

 私が前の職種でずっと働いていたならばどのようになっていたのだろ?
 想像してみると面白いのですが、所詮は想像でしかありません。
 今は別の職種についているので、その職場で頑張ろう、と思っているところなのでございます。

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