本日2月14日は、兵士の自由結婚禁止政策に反対したウァレンティヌス司祭がローマ皇帝クラウディウス・ゴティクスの迫害を受けて処刑されたとされる日で、教皇グレゴリウス7世が神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世を破門した日で、キャプテン・クックが太平洋探検の第3回航海中にハワイで先住民との諍いによって落命した日で、グラハム・ベルが電話の特許を出願した日で、シカゴで聖バレンタインデーの虐殺が起こった日で、103番目の元素・ローレンシウムが合成された日で、為替レート・1ドル=308円の固定相場制から変動相場制に移行した日で、イランの最高指導者アーヤトッラー・ホメイニーが『悪魔の詩』の著者サルマン・ラシュディと発行に関わった者などに死刑を宣告した日で、アフガニスタンのアブドゥール・ラフマン航空観光相がカブール国際空港で群衆に取り囲まれ撲殺された日で、ふんどしの日で、ばれんたいんでーです。
本日の倉敷は晴れでありましたよ。
最高気温は十度。最低気温はマイナス四度でありました。
明日は予報では倉敷は曇りのち晴れとなっております。
何の用意も無しにパソコンに向かつた。
かういふのを本當の隨筆といふのかも知れない。
けふは、二月十四日である。晴れである。
まぢでネタがない。
昨日、マキシマム・バスター・タイフォーン級の衝撃をこの身に喰らつてしまい、shockで頭が働かない……。
マキシマム・バスター・タイフォーン級の衝撃を受けて生きているのだから良しとしなければならない。
しかし、shockなのは確かなのである。
狐の生れた日は内緒である。
狐は子供の頃、妙に僻んで自分を父母のほんたうの子ではない橋の下で拾われた子だと思ひ込んでゐた事があつた。
のけものの獣であるやうな氣がしてゐた。
無表情だつたので一家のものから何かと不気味に思われそれで次第に僻んだのかも知れない。
捻くれ者だつたのかもしれない。
今は捻くれ者ではない。
多分違ふ。違うんぢやないかな?
己の事はよく分からない。
両親の書き物をいろいろ調べてみたことがあつた。
何も發見出來なかつた。
親族にこつそり聞いて廻つたこともある。
その人達は大いに笑つた。大爆笑だつた。
狐が生れた日の事をちやんと皆が知つてゐたのである。皆、笑い過ぎなくらい笑つた。笑い過ぎである。
何も不思議なことがない。平々凡々。
はつきり教へてくれたので狐も狐の疑念を放棄せざるを得なかつた。
なんだか、がつかりした。そして余りにもはつきりと教へてくれたので恥ずかしかつた。すつぽんぽんを見られたくらい恥ずかしかつた。
平凡な身の上は不滿であつた。もつと劇的な身の上であつたら良かつたのに、と。阿呆である。阿呆狐。
先日、知人から手紙をもらつた。
その人は狐と同じ誕生日なのである。
同じ誕生日の者同士、一夜、一緒に呑みませう。といふ手紙であつた。
狐は返事を出した。
「私は詰まらない人間であるから逢へばきつとがつかりなさるでせう。どうも怖いのです。どうか、あの、小心に免じてお許し下さい。嘘です。私は呑みの機会は逃しません。お誘い嬉しいです。どうか一緒に呑みませう。蟒蛇の本性をお見せいたしませう。狐だけど」
割に素直に書けたと思つた。
あかん。
まぢで頭が働かない。
なので今回の記事はここで終わりにする。