3/11(日)、RYUTistさんのHOME LIVEに行って来ました。
何か特別なイベントというわけではない、通常のHOME LIVEなんですけど、僕にとっては特別なHOME LIVEになりました。
セットリストはこんな感じでした。
1.古町ブギウギ通り
2. 冬の魔法
3. Winter Wish
4. SAKULAND
5. ランファン
6. 想い出はプロローグ
7. サンディー
8. Zero and Perfect Moon ~変わらない想い~
9. Beat Goes On! ~約束の場所~
アンコール
10. 涙のイエスタデイ
11. 口笛吹いて
12. ラリリレル
初期から歌われている曲から、ここ数年でリリースされたシングル、アルバムの曲まで、色んな時代のRYUTistの名曲を集めた、最強のセットリスト!って感じでした。
また、「冬の魔法」「Winter Wish」から「SAKULAND」「ランファン」の流れは、冬から春の移り変わりのようで、この季節ならでだなあ、なんて思いました。
そして、この日僕が一番感動したのが、MCでののんのの言葉でした。
うろ覚えですが、大体こんなことを言っていました。
のんの「今日は3月11日、今日を幸せに過ごせることは当たり前のことかも知れないし、当たり前のことではないのかも知れません。私達RYUTistは一人でも多くの人に楽しんでもらえるように、歌と踊りを届けていきたいと思います」
そう、この日は東日本大震災が発生しれから7年目の3月11日だったのです。
この日は朝からテレビでも震災関連の話題が持ちきりでした。
7年前のこの日、僕は松本に住んでいたのですが、松本もすごく揺れました。
と言うか日本中が揺れましたよね。
そしてテレビで東北の震災や原発事故のニュースを見る度に恐怖を感じていました。
きっとそれは僕だけではなく、ほとんどの日本人がそうだったと思います。
とは言え、当時は本当に何が何だか分からず、何を信じればいいのか、何をするべきなのか、まったく分からずに、本当に混乱していました。
きっとこれも、僕だけではなかったと思います。
当時僕は、自分の弱さや無力さを感じていました。
もしも自分が住んでいる場所で震災が起きたらきっと何も出来ないんだろうなあという弱さ、そして、被災地へ義捐金や復興のボランティアの話題を目にするたびに、それに比べて何も出来ない(当時は無職だったから募金すらできなかった)自分の無力さです。
それ以降、これと言って被災地に対して何か出来ることはないかと探すものの、特に何も出来ないまま7年が経ちました。
とは言え、何も出来ないなら、まずは震災や復興について知ることから始めようと思うようになり、そういうドキュメンタリーを積極的に見たりしながら、自分なりに色々考えたりしながら、何となく生きて現在に至ります。
そんな感じで、震災後の7年間を生きて来たわけなんですけど、この日ののんののMCを聞いて、すごく勇気づけられる自分がいました。
確かに被災地では問題は山積みだし、何が正しいのか、何が自分に出来るか、未だによく分からないまま生きているけれど、一番大切なのは、一日一日をしっかり生きていくことなんだなあ…そんな当たり前のことにあらためて気付かされました。
どんな時代であろうとも一番大切なのはもちろん生きていくことに他ならないし、人と人が幸せに生きていくために出来ることは、きっと一つではないはずですよね。
RYUTistは歌と踊りで人を元気にするという、RYUTistだからこそ出来るやり方で頑張っているわけで、だとしたら自分にも自分に出来るやり方で生きていくことだって出来るはずだと、そんなことを思ったのです。
しかも、このMCの前に歌ったのが「Zero and Perfect Moon ~変わらない想い~」、MCのあとに歌ったのが「Beat Goes On~約束の場所~」だったのです。
きっとこののんののMCは、RYUTistの「変わらない想い」であり、さらに、そのあとの「君の輝く瞳また会えたよ」という歌い出しからは、当たり前のように生きてること、大切な人に出会えること、幸せを共有できることが、本当にかけがえのない幸せであることが伝わってくるようでした。
まさに、人を幸せにするための活動を地道にコツコツと続けてきたRYUTistだからこそ説得力を持って伝えられる言葉だなと思いました。
いや、本当にRYUTistには人の心を動かす力があるんだなあ、とあらためて思いました。
ありがとうRYUTist!俺は生きる!