11/17(日)、新潟青陵大学で開催された「ニイガタヒューマンライブラリー@SEIRYO」に、双極性障害、発達障害の本として参加させていただきました。
ヒューマンライブラリーとは様々なマイノリティの特性を持つ人が本として参加し、参加者は読者となり図書館で本を読むように対話をすることで、理解を深めていこうという試み。
新潟では2018年から青陵大学が開始して、僕は2019年から毎年参加させていただいています。
2020年、2021年はコロナ禍でリモート開催だったこともありましたが、それだけにこうして色々な本や司書、読者の皆さんと直接会って話せる嬉しさを感じました。
僕は30分のセッションを3回行ったのですが、学生さんから社会人まで、様々な読者の方に参加していただきありがとうございました。
なかなか理解してもらえるのは難しい障害の体験談を直接伝えられる機会は貴重だし、興味を持って話を聞いてもらえて嬉しかったです。
質問をしてくれる人はもちろん、静かに聞いているだけの人も興味を持ってくれる時点で嬉しかったなと、今回初めて感じました。
やっぱり長年ヒューマンライブラリーを続けていけば、初めて参加する人の中には慣れない人もいると思うのですが、そういう人でも気にせず参加できる、自由でハードルの低いイベントであり続けてほしいと思います。
昨年から、読者の人が話を聞いた本の人にメッセージカードを残すこともできるシステムが導入されて、僕も何人かからいただきました。
こんな僕の体験談でも誰かの気持ちを動かすことができるのだとしたら、本当に光栄なことです。
今回は23組もの人達が本として参加していましたが、読者の人達との対話によって「こういう人もいるのか」「こういう生き方、考え方もあるのか」と知ることが、人と人が互いに理解を深め、認め合える平和な世界の第一歩だと、僕は本気で思っています。
だからこれからもヒューマンライブラリーという素晴らしい試みが続いてほしいし、そこに少しでも携わることでまた協力できたら嬉しいです。