舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

新潟市美術館「野口久光 シネマ・グラフィックス」に行って来ました!

2018-03-21 21:05:07 | Weblog


3/21(水)、新潟市美術館の「野口久光 シネマ・グラフィックス」を見に行って来ました。

映画ポスター画家である野口久光さんが描いた映画ポスターを展示したこの作品展、1/10~3/25に開催されていて、終了の4日前に行けました。
映画繋がりということで、シネ・ウインドでも上映前にこの作品展の宣伝が流れていて、気になっていたんですよね。

野口久光さんは、1000本以上もの映画のポスターを描いてきたということで、野口さんが描かれたたくさんのポスターが展示されていました。
昔のポスターは今のように写真を使ったものとは異なり、タイトルのロゴや出演者などの文字、そのレイアウトなどなど、すべて手描きで描かれているので、ポスターと言えども一枚の絵画としての味わいがありました。

ポスターの絵を見ているだけで楽しかったし、展示されていたポスターの大半は観たことのない映画でしたが、映画の内容が気になってしまうようなポスターが多かったです。
主に1930~1950年代の洋画のポスターが中心だったのですが、中には野口さんが描いた大林宣彦監督の映画のポスターなどもあり、なんでも大林監督が野口さんの大ファンだったのだそうです。

野口さんは、映画評論家としても活躍されていたとのことで、そういう映画への理解や愛があるからこそ、このような素敵なポスターが描けるのかも知れないなあと思いました。
また、ジャズ評論家としても活躍されていて、雑誌の挿絵やレコードのジャケットなどを描いたこともあったそうです。



また、野口さんもポスターを描いている大林宣彦監督の登場する『思い出は映画とともに』という映画の上映もありました。
これはもともと、高齢者の文化療法(回想法)、つまり、昔観たことのある映画の思い出を思い出すことが健康に繋がるという目的をもって作られた映画だそうです。

映画には大林宣彦監督が登場し、『禁じられた遊び』など、昔の名作映画の魅力を楽しそうに語っていて、大林監督の映画に対する愛が伝わってきました。
映画のポスター、そして大林監督の語りによって、映画の歴史を知っていくことが楽しくなるような、そんな作品展でした。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちひろともみぢの新潟演劇人... | トップ | 第2回ニイガタ安吾賞、野内隆... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事