新潟演劇人トーーク！最終回、終了しました！

2014年から4年間不定期で放送してきたUSTREAM「ちひろともみぢの新潟演劇人トーーク！」、7/8(日)に最終回を放送しました。
僕が4年間の活動を振り返るという内容だったんですが、放送しながら色んなことがあったなあと懐かしくなりました。

放送でも話したけど、新潟演劇人トーーク！が活動していたこの4年間は、新潟演劇もネットの文化もそしてちひろともみぢも変化があった4年間だったと思います。
そういう変化を結果的に記録できたことは、結構面白いことだったのかも知れないなと思います。

新潟演劇に関して言えば、この活動が始まった2014年って、新潟演劇の横の繋がりが強かったと思うんですよ。
シアターent.があったからなのか、数年前から始まった新潟演劇祭やちず屋の2階大行進があったからなのか分かりませんが、劇団間の壁を越えて一緒に何かをするようなことが、今より結構自然に行われていたような気がするのです。

そんな中、2014年にシアターent.の閉鎖という新潟演劇史上でおそらく類を見ないであろう一大イベントが発生して、「どうする！？」「どうする！？」とざわざわした雰囲気が新潟演劇関係者に走り、劇団の壁を越えて話し合ったりすることが増えたような気がします。
今思えば、あれこそいわゆる「新潟演劇が盛り上がる」ってやつだったのかも知れません。ぶっちゃけ楽しかったですね。

その後、2014年は月潟稽古場やえんとつシアターの誕生など、新潟演劇に変化が起こった年でもあります。
今後新潟演劇がどうなっていくのか、新潟演劇関係者たちが今後どういう方向で活動していくのか、まだはっきりしていない状態でそれぞれが何かを始めていた、非常にカオスな時期だった思っています。

そして、そんなそういうカオスな状況から生まれた一つがこの「新潟演劇人トーーク！」だったのかなと思います。
確か、試験的に行った第0回放送と、第1回放送の間に、シアターent.が閉鎖したんじゃなかったかなと思います。

で、そういう新潟演劇が不安定でカオスだった2014年から、徐々にそれぞれが活動拠点や方向性みたいなものを確立していったのが、この4年間だと思っています。
それはちょうど入学式直後のまだ誰と誰が友達でとかが決まってない教室が徐々にグループ分けされていったみたいなことで、いいことなのか悪いことなのか分かりませんが、昔のような何が起こるか分からない不安定でカオスな状態ではなく、いくつものグループに分かれて安定しているような印象を持っています。

そんな4年間の新潟演劇の流れの中で、ちひろともみぢの二人も徐々にそれぞれのやりたいことや活動の方向性を見付けて、それぞれ新しい道に進んでいった結果、この企画が終わるというのも自然な流れだと思います。
正直、昔のようなカオスな方が面白かったとか、一時期に比べてこの放送の盛り上がりが減ってきたとか、ちひろともみぢで足並みが揃わなくなってきたとか、色々思うことはありますが、そんな我々もまた大きな変化の一部に過ぎなかったということなのかも知れません。

もみぢが最終回に出演しないことを、特に連絡もなく何の説明もなしにツイートでいきなり宣言してきたことにはびっくりしたけど、出演はしないのに最終回の放送にコメントを送って来て会話に加わってきていたあたり、最後の最後に何がやりたかったのか本当によく分かりませんでしたね。
まあ、だからと言って特に僕から何か言うことはないんですけど。まあ、4年間色々やれて楽しかったしお疲れ様ですと個人的には思います。

また、ネットの動画配信文化について言えば、つい数年前まではまだギリギリ新鮮味があったUSTREAMやニコ生やツイキャスでの個人配信も今では飽和状態だし、YouTuberの流行やAbemaTVなどネットテレビの登場、アイドルや芸能人によるSHOWROOMやLINE LIVEなどによって、もう新鮮味や物珍しさはなくなったんだよなあと思います。
ネット配信してるってだけですごい、面白いって時代はもうとっくに過去だし、そういうものはもう「売り」にはならないんですよね。

芸能人のメディアの一形態か、知り合いの配信を見るだけの狭いコミュニティかの二極化みたいな印象です。
まあ便利だから今後も必要な時は使うけど、今までみたいにやりまくる必要はもう感じていません。

まあ、今考えていることはそんな感じですね。これからまた色々思うところあったらあらためて書いたりするかも知れません。
という訳で、最後に、4年間この放送を楽しんでくださった皆さん、ありがとうございました！