万代島美術館で3/1(日)まで開催している「タータン展」に、開催終了前日の2/29(土)に行ってきました。
タータンというデザインはあまりに見慣れすぎていて今まで気にも止めてませんでしたが、スコットランドの伝統的な民族衣装から始まり、スコットランドを象徴するデザインとして戦争など様々な政治的な意味も持っていたという過去を経て、近年ではベイシティローラーズから日本の伊勢丹の紙袋まで身近な存在になったという、デザインにも歴史があるんだなあ…ということを初めて知りました。
他にも、タータンにも一つ一つ著作権があるということも初めて知りました。
後半はタータンを使われたテーブルクロスやソファーやカーテンも展示されていて、ここは撮影可能でした。
なんというか、美術館の中で家具屋さんの店内みたいな展示がされているのも面白かったですね。
最後に、長岡造形大学の学生が朱鷺の色を取り入れてデザインしたタータンも展示されていて、まさに現代にも脈々と受け継がれるタータンの可能性の広がりを感じさせて終わりました。
美術作品ではなくデザインの歴史を学ぶという、美術館であまりできない体験ができる展示でした。