12/15(火)、シネ・ウインドで「テロルンとルンルン」、観てきました。
予告編はこちら。
花火の事故で父親を亡くし町内からはテロリストと噂されガレージに引きこもる青年、類。
聴覚障害があり学校でいじめられている高校生、瑠海。
ある日、瑠海が窓越しに類と出会ったことから少しずつ交流していく。
学校に友達がいない瑠海にとってたまたま出会った類は数少ない心を許せる相手。
類は最初は拒絶するが少しずつ心を通わせていく。
しかし類は町内で「あの家に近付くな」と避けられていて、瑠海も会うことを家族が許さない。
居場所がない二人が窓越しの会話だけで少しずつ惹かれ合っていく。
1時間という短い映画ながら、類と瑠海の心境の変化を丁寧に描いていて見応えがありました。
二人とも、出会ったことで明らかに心の壁を破って変わっていく姿が感動的なんだけど、それでも最後にもう一度分かり合えるのか…?すれ違ってしまうのか…?というラストの切なさは、超王道のドラマ展開だけど涙が出ました。
「ワンダーウォール」の岡山天音さんと、「アルプススタンドのはしの方」(今まさにシネ・ウインドで上映中なのでこっちもオススメ!是非ハシゴで!)の小野莉奈さんの繊細な演技が素晴らしかったです。
そして何より、日食なつこさんの挿入歌「vapor」が名曲すぎる!この曲を聞くだけで涙が出ちゃうんですよね。
おとぎ話のエンディング「少年少女」も良かったし、短い中に、好きな俳優さんと好きな音楽と好きな物語が詰まった映画でした。