1/25(水)、RYUTist公式ブログが発表。
『RYUTist 佐藤乃々子卒業のお知らせ』
1/25(水)、RYUTistのリーダー、のんのこと佐藤乃々子さんが、4/2(日)の新潟テルサでのライブを以てRYUTistを卒業することを発表。
12年の活動を卒業する日がついに来てしまったか…というわけで、ちょっと思ったことを書いていこうと思います。
これは今回に限らず前から思っていることなのですが、表現者の努力や作り手の作品への想いなどは見えにくく、観客や受け手の想像とはかなりギャップがあるものだと思います。
だから観客の立場だとどうしても「そんなに悩まなくても…」「もっとこうしたら?」みたいに軽く考えてしまいがちですが、当人にはもっと切実な問題があるはずなんですよ。
ファンに出来ることは、応援してる人の気持ちを想像すること、その上でその行動や選択を受け入れること、あとはもう幸せを願いながら見守るしかない。
アイドルの卒業は寂しいものですが、感謝の気持ちで最後まで見守って、その先の幸せを願いたいです。
それと、その人の素晴らしさをちゃんと覚えていることも、ファンにできることの一つかなと思います。
というわけで、乃々子さんの思い出をちょっと振り返ってみたいと思います。
2018年、RYUTistのHOME LIVEが、ちょうど3月11日に開催されたことがありました。
そこで乃々子さんがMCで、「今日は3月11日、今日を幸せに過ごせることは当たり前のことかも知れないし、当たり前のことではないのかも知れません。私達RYUTistは一人でも多くの人に楽しんでもらえるように、歌と踊りを届けていきたいと思います」という言葉をファンに対して投げかけていました。
また、2021年、RYUTistをデビュー当初から長年応援してくれていたファンの方が亡くなったことがありました。
その直後に開催された、りゅーとぴあでの10周年記念公演のアンコールで、「会えなくなってしまった人もいる。当たり前のことなんかない。だからこそ、今日はここで出会えた皆さんと幸せな時間を共有していたい」という言葉をかけてくれたのも、乃々子さんでした。
震災も人の訃報も、アイドルが語るには重い現実とも向き合って、ファンの前で誠実に言葉にしてきたのはいつもリーダーの乃々子さんでした。
乃々子さんはSNSもやらず、自分が前に前にと出るタイプでもないけれど(RYUTistみんなそういうところあるけど)、自分のブレない芯を常に持っていて、それをここぞという場でしっかり言葉にできる人、そしてここぞという時に矢面に立ち、メンバーとファンを守る、そういう責任感と、人を思いやる優しさのある人でした。
佐藤乃々子さんという方を、人として心から尊敬します。
卒業してしまっても、その優しさを忘れずにいたいです。
アイドルの優しさに感動したり勇気づけられたりしてきたのなら、今度は自分が誰かに優しさを与えられる人間になりたいと思う。
そうじゃないと、アイドルに出会った意味がなくないですか。
ただ表層的にエンタメを消費していただけじゃないんですよ。
あなたに会って私の人生は変わりました、そう言える人間でありたいです。
せっかくなので、最後にRYUTistの思い出の写真を振り返ってみます。
RYUTistさんとはデビュー間もない時からちょいちょい見に行っていましたが、初めてちゃんと関わったのは2017年、月刊ウインドのRYUTistさんへのインタビューに同席した時でした。
2018年、HOME LIVE。
2019年、古町どんどん。
2020年、1月に開催されたこのHOME LIVEでしばらくライブはお休みに入ったわけですが、この後コロナ禍に突入して、実質最後のHOME LIVEに。
そして、このライブを最後に1年以上、有観客ライブができなくなる。
2022年、久し振りにRYUTistのライブを生で見られた古町どんどん。
僕は「(エン)ツアー」に行けなかったので、これが現時点で最後に見たRYUTistですね。
おまけ、2019年に華道を習ったという乃々子さんが活けたお花が、HOME LIVEの会場に飾られていました。
こういう好きなことは続けられたらいいなあと個人的に思います。
『RYUTist 佐藤乃々子卒業のお知らせ』
1/25(水)、RYUTistのリーダー、のんのこと佐藤乃々子さんが、4/2(日)の新潟テルサでのライブを以てRYUTistを卒業することを発表。
12年の活動を卒業する日がついに来てしまったか…というわけで、ちょっと思ったことを書いていこうと思います。
これは今回に限らず前から思っていることなのですが、表現者の努力や作り手の作品への想いなどは見えにくく、観客や受け手の想像とはかなりギャップがあるものだと思います。
だから観客の立場だとどうしても「そんなに悩まなくても…」「もっとこうしたら?」みたいに軽く考えてしまいがちですが、当人にはもっと切実な問題があるはずなんですよ。
ファンに出来ることは、応援してる人の気持ちを想像すること、その上でその行動や選択を受け入れること、あとはもう幸せを願いながら見守るしかない。
アイドルの卒業は寂しいものですが、感謝の気持ちで最後まで見守って、その先の幸せを願いたいです。
それと、その人の素晴らしさをちゃんと覚えていることも、ファンにできることの一つかなと思います。
というわけで、乃々子さんの思い出をちょっと振り返ってみたいと思います。
2018年、RYUTistのHOME LIVEが、ちょうど3月11日に開催されたことがありました。
そこで乃々子さんがMCで、「今日は3月11日、今日を幸せに過ごせることは当たり前のことかも知れないし、当たり前のことではないのかも知れません。私達RYUTistは一人でも多くの人に楽しんでもらえるように、歌と踊りを届けていきたいと思います」という言葉をファンに対して投げかけていました。
また、2021年、RYUTistをデビュー当初から長年応援してくれていたファンの方が亡くなったことがありました。
その直後に開催された、りゅーとぴあでの10周年記念公演のアンコールで、「会えなくなってしまった人もいる。当たり前のことなんかない。だからこそ、今日はここで出会えた皆さんと幸せな時間を共有していたい」という言葉をかけてくれたのも、乃々子さんでした。
震災も人の訃報も、アイドルが語るには重い現実とも向き合って、ファンの前で誠実に言葉にしてきたのはいつもリーダーの乃々子さんでした。
乃々子さんはSNSもやらず、自分が前に前にと出るタイプでもないけれど(RYUTistみんなそういうところあるけど)、自分のブレない芯を常に持っていて、それをここぞという場でしっかり言葉にできる人、そしてここぞという時に矢面に立ち、メンバーとファンを守る、そういう責任感と、人を思いやる優しさのある人でした。
佐藤乃々子さんという方を、人として心から尊敬します。
卒業してしまっても、その優しさを忘れずにいたいです。
アイドルの優しさに感動したり勇気づけられたりしてきたのなら、今度は自分が誰かに優しさを与えられる人間になりたいと思う。
そうじゃないと、アイドルに出会った意味がなくないですか。
ただ表層的にエンタメを消費していただけじゃないんですよ。
あなたに会って私の人生は変わりました、そう言える人間でありたいです。
せっかくなので、最後にRYUTistの思い出の写真を振り返ってみます。
RYUTistさんとはデビュー間もない時からちょいちょい見に行っていましたが、初めてちゃんと関わったのは2017年、月刊ウインドのRYUTistさんへのインタビューに同席した時でした。
2018年、HOME LIVE。
2019年、古町どんどん。
2020年、1月に開催されたこのHOME LIVEでしばらくライブはお休みに入ったわけですが、この後コロナ禍に突入して、実質最後のHOME LIVEに。
そして、このライブを最後に1年以上、有観客ライブができなくなる。
2022年、久し振りにRYUTistのライブを生で見られた古町どんどん。
僕は「(エン)ツアー」に行けなかったので、これが現時点で最後に見たRYUTistですね。
おまけ、2019年に華道を習ったという乃々子さんが活けたお花が、HOME LIVEの会場に飾られていました。
こういう好きなことは続けられたらいいなあと個人的に思います。