8/17(火)、シネ・ウインドで「東京裁判」を観てきました。
もともと1983年の映画で、2019年にデジタルリマスター版が再上映され、今年は8/17(火)に一日限定上映していました。
太平洋戦争の直後、敗戦後の日本で、戦犯とされた日本の戦争関係達が連合国により裁判にかけられた極東国際軍事裁判の模様を、ナチスドイツなどヨーロッパでの戦況、日本のアジア侵略などの戦前・戦中の膨大な記録映像とともにまとめた4時間37分にも及ぶドキュメンタリー。
色々書いていく前に一言!な、長かった…
イギリス・アメリカ・ソ連のポツダム会議、広島・長崎への原爆投下、日本の敗戦と昭和天皇の玉音放送、ポツダム宣言とマッカーサーらGHQによる日本統治という、東京裁判まで前の流れはかなり丁寧に描いていたのでそこらへんの説明は分かりやすかった。
そこまでの時点で東京裁判が始まるまでに30~40分とかなり時間をかけているのですが、そこから先、東京裁判が始まってからが、さらに4時間近くあるという長さで、しかもただ長いだけではなく、情報量が凄まじいのです。
東京裁判は昭和21~23年の2年半という長期に行われたということで、その中では戦争にまつわる色々なことが話し合われていた。
様々な議題が裁判で登場する度に、例えばナチスドイツとヨーロッパ、日本のアジア侵略など、過去の膨大な資料映像が登場するから、4時間越えの長さの中に、とにかく情報量が凄まじく多い。
だから正直、裁判の内容や映画で描かれていたことのすべてを自分は全然理解できていないけれど、戦後にこういう裁判が行われた歴史を知れたこと、そしてその裁判の複雑さと長さと情報量の多さを4時間37分という上映時間を映画館で観ることで疑似体験できただけでも、観る価値があったと思いました。
個人的に2年前に観ようとして挫折していたのであらためて観られて良かったし、もう一度ちゃんと勉強し直して見たら理解が深まるかもしれないとは思いますが、その勇気と体力あるかな…