12/22(水)、ユナイテッド・シネマ新潟で、「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」を観てきました。
ニューヨークの美術商が安く落札した絵画にダ・ヴィンチの絵画ではないかという疑惑が発生し、何人もの専門家が鑑定した結果、信憑性が高まる。
そこに様々な業者が介入し、絵画の価値はどんどん釣り上げられ、ルーブル美術館や某国の皇太子まで様々な権威と思惑が渦巻く中、最終的には4億5000万ドルで落札された…という実際の出来事を追ったドキュメンタリー。
自分も芸術が好きですが、大富豪の投資家や手数料をせしめる胡散臭い仲介業者、権威となった美術館の間で、超高額な大金が動きまくる超ブルジョア達のマネーゲームの世界を見ていると、これが自分の愛する芸術なのか…と驚かされます。
結局、世界的な芸術は極一部の超大金持ちのマネーゲームでしかなく、彼ら以外はそんな芸術との接点しかない、それでいいのだろうか…と考えさせられてしまいました。
しかもその絵画がダ・ヴィンチの描いた本物かどうかで、莫大な金の動きが一気に全部変わってしまい人々が翻弄されていくあたり、これが本当にダ・ヴィンチの望んだ芸術なのかと思ってしまいました。
ダ・ヴィンチ本人の作なのか工房で弟子が手伝ったかで億単位の価値が変わるとかもう面倒くせえ！！
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