舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

「宇宙人ポール」「UNDERWATER LOVE -おんなの河童-」「女と銃と荒野の麺屋」感想まとめて載せるぜ!

2012-02-07 21:18:34 | Weblog
今年に入ってから見た映画の話。




今年に入ってから、映画を三本も観ています。
昨年は一本も観られなかったのに、今年になってからもう三本!



という訳で、感想まとめて行きます。
ネタバレはしていないはずです!





今年最初に観た映画は、「宇宙人ポール」でした。

これは、まさに映画館で見て良かった!って映画でした。
映画好きでSF好きで宇宙好きな俺は、ハートをガッチリつかまれてしまいました。

ネタバレにならないといけないからあんまり内容とか書くのは止そうと思いますが、ゴチャゴチャ考えずに楽しめる、まさに娯楽映画です。
宇宙人が登場する映画には、もし本当に宇宙人がどういう生態なのか、人類とコミュニケーションが取れるのか…みたいなハードなSFもあり、そういう映画もそれはそれで面白いんですが、これはそういう難しさは一切ない映画でした。

所詮はSF、空想科学なんだし、だったら楽しく行こうぜ!宇宙人と友達になれたら楽しいじゃん?っていうノリの良さを前面に押し出した面白さでした。
また随所に過去のSF映画のパロディもあり、ギャグもブラックユーモアも満載な、ぶっ飛んだ映画でした。





で、次に見たのは「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」

これも変な映画でした。強引にまとめるとファンタジーミュージカルポルノ映画。
人間の女性と、河童の男性のラブストーリー、って設定からして相当シュールなんですが、ナンセンスな笑いと、シュールでやたら生々しいエロ、そしてさりげない切なさが満載な映画でした。

いや、本当にセックスシーンの、あの超シュールなんだけど、妙に生々しい感じがたまらなかったですね。
役者さん、特に女優さん、体張ってましたね。

シュール過ぎる展開故に、まともに見ると色々な「何がしたいんだよ!」っていう展開が満載ですが、でも時々、心を動かされるような台詞もあり、あなどれない映画。
うん、物凄く変な映画だと思いますが、この映画を映画館で見たことを俺は全然後悔していない!寧ろ行って良かった!あと、エロい気持ちになりました!





で、三本目に見たのが、「女と銃と荒野の麺屋」

これは『HERO』のチャン・イーモウ監督の映画で、そう言えばこの監督の映画を映画館で観たこと一度もなかったので、観ておきたいなと思って見た映画でした。
後で知ったんですが、これ、もともと『ブラッド・シンプル』っていうアメリカの映画のリメイクだったんですね。

しかもただのリメイクじゃなくて、舞台を古代の中国に置き換えたってとこがなんか挑戦的です。
俺は原作の映画は知らないんですが、この映画単体でも十分楽しめる映画でした。

で、良かったと思うのは、タイトルにもある「銃」の存在感でした。
というのもこの映画、現代よりもはるか昔(多分特定の時代は無いんだろうけど古代中国っぽい世界観)が舞台なので、銃が古くて弾が三発だけなんですよね。

だからこそ、ハリウッドの映画のみたいにバンバン撃ち合うような銃撃戦にはならないけど、その分、一発の弾丸の重みが違う、そこに緊張感あって良かったです。
ハリウッドみたいな派手さは決してないけど、こういう味わいの映画もアリだなって思いました。





ところで、これらの映画、僕は全部同じ「シネ・ウインド」という映画館で見ていました。
新潟の映画好きの方ならすでにお気付きのはずです!

新潟市内に昔あった小さな映画館って、シネコンが色々出来たこともあってほとんど潰れちゃってるんですが、唯一残っている映画館です。
隣には大きなシネコンの「T-JOY」があるんですけど、根強いファンに支えられて地道に頑張っています。





入口はこんな感じです。





で、ロビーの隣が図書館みたいになっていて、そこに昔の映画雑誌とか、映画に関する資料がびっしり入っています。
開場前に来ると、そこに立ち寄ったりできる、なかなかいい空間です。



何がいいって、ここの映画館の映画のチョイスがいいんですよね。
シネコンとかだと有名映画とか超大作とかはよくやるけど、有名じゃなくてもいい映画というのは実は世の中にいっぱいある訳です。

で、そういう映画を、シネ・ウインドではやってくれるから嬉しいんですよね。
いい映画なのに、まずテレビではやらない、下手するとレンタルショップにも並ばないような映画を上映してくれるんです。

つまり、新潟ではこの映画館がなかったら絶対に観られないような映画をやってくれる訳です。
映画は高いと言いますが、見逃したらわざわざDVDを買うくらいしか選択肢が無くなるから、寧ろ見た方が安いのでは!?



という訳で、シネ・ウインドには、是非ともこれからも残って欲しいと切に願います。
また観に行きます!



ところで、僕が『女と銃と荒野の麺屋』を見たのは、2/1(水)でした。
毎月一日は映画の日だから1000円で見られるのを狙って行きました。





すると、節分が近いということで、豆をもらってしまいました!!
どれだけ家庭的な映画館なんだ!!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (七色仮面)
2012-02-07 22:54:31
映画館だと安くても1000円、レンタルだったら100円……
そう考えると納得がいかなかったが、なるほどつまり「映画を見る空間」も提供しているからあの値段な訳か。

映画を見るなら俺のおススメは「ソイレントグリーン」、「地球最後の男」、「パンズ・ラビリンス」とかだな。
「宇宙人ポール」の人が出てる「ショーン・オブ・ザ・デッド」、「ブラッド・シンプル」のコーエン兄弟が製作の「オー!ブラザー」もいいぞ。
返信する
No More 映画泥棒 (ローメン)
2012-02-11 21:35:24
>七色仮面

流石、映画通で知られる10shock改め七色仮面だな!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」って、ゾンビ映画の問題作にして最高傑作っていうアレか!
今度見てみよう!
そして「パンズ・ラビリンス」はずっと気になってた映画だ。
またオススメの映画あったら教えてくれ!
因みに俺が洋画で一番好きなのは「マーズアタック!」
返信する

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