9/12(木)、新潟県立万代島美術館「化石ハンター展」を見に行ってきました。
化石ハンターとは、貴重な化石を発掘、研究する挑戦者のこと。
まずは世界初の化石ハンターであるロイ・チャップマン・アンドリューの、若い頃から博物館で積極的に学び、日本を含むアジアを探検してツチクジラなどの生態を解明した経歴を紹介。
そんなロイ・チャップマン・アンドリューは探検隊を結成し、生命の起源を探るべく中央アジアを何度も探検し、不毛の地と言われたゴビ砂漠から数々の恐竜の貴重な化石を発見。
その探検から100年を記念し、世界の化石ハンターたちの足跡を発掘した貴重な化石とともに辿る。
ロイ・チャップマン・アンドリューの探検隊によるゴビ砂漠での恐竜の化石の発見によって、恐竜の研究は一気に革新的に発展。
そして彼の功績を継承するように、世界各国で探検隊が結成され、ゴビ砂漠で多くの化石を発見、恐竜の研究が一気に発展し、現在に繋がった。
何万年も前の恐竜の謎に比べたら、人類なんてちっぽけな存在だし、国の違いなんて本当に関係ない。
そんな壮大な地球の歴史と、それでも国の違いを超えてそこに挑み続けた人類の勇気と挑戦の積み重ねの歴史、その二つの歴史に感動する展示でした。
後半は、大陸移動でインドとユーラシア大陸が衝突し、ヒマラヤ山脈が誕生したことによる世界の気候への影響、そしてそこで独自に発展した生物の生態を紹介。
そこで生息していた大型の哺乳類たちの骨格標本や復元標本の数々も、凄まじい迫力と存在感でした。